Vol. 11 Conocybe Tayod - Pholiotina Fayod

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Fungj Europaei Vol. 11
Hausknecht, Anton (2009)
「Conocybe Tayod - Pholiotina Fayod」 
(ヨーロッパの菌類第11巻、コガサタケ属・ツチイチメガサ属)
 
Edizioni Candusso
価格15,900円(税込み)、送料590円、納期1週間(在庫2冊
英語。英語にプラスして一部ドイツ語・イタリア語の部分あり。18.0x24.6cm。968ページ。46手書き原色図版ページ。403原色写真、150顕微鏡図。ハードカバー。
 ヨーロッパ博物学の伝統を感じさせるすばらしい大冊の専門図鑑。ヨーロッパに分布するConocybeコガサタケ属101分類群とPholiotinaツチイチメガサ属26分類群を顕微鏡図、原色写真、手書き原色図のほか、検索表、分布図をつけ詳細に解説する。著者はオーストリア、ウイーンの人。この地味なきのこ研究のきっかけは1979年、ウイーン大学で菌学講座を持たれていたシンガー先生のアドバイスだそうだ。1988年には最初の論文を書き、その後次々と論文を発表し、2006年と2007年にはKrisai-Greilhuber氏と共著で世界のコガサタケ属とツチイチメガサ属の論文を出すまでになった。
 本書の原文はドイツ語で書かれ、Krisai-Greilhuber氏が英語に訳されたようだ。文字による記載の部は、ヨーロッパの菌類シリーズの他の巻と同様、多数の標本の検討結果に基づく著者自身の記載文に加え、ラテン語の原記載を載せる。403に達する原色写真は、生態写真に加え、灰色バックの標本写真もある。加えて手書き原色図版もあり、至れり尽くせりの内容になっている。ともすれば無視されてしまうほどに地味で、しかも同定の難しい分類群を扱った本書に、序文を書かれたRoy Watling先生は、「what is truly a monograph.(これぞ真のモノグラフだ!)」と賞賛の言葉を贈っている。
本書で1新亜節、7新種、4変種が提案がされた。
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佐野書店 佐野悦三

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