北米、カワムラジンガサタケ属

Phaeocollybia_of_Pacific_Northwest.jpg
Norvell, Lorelei L. & Ronald L. Exeter (2009)
「Phaeocollybia of Pacific Northwest North America」
(北米北西部太平洋側のカワムラジンガサタケ属) 

アメリカ内務省国土管理局サレム地域局
本体11,170円+税、送料レターパック、納期 1週間(在庫2冊)
英語。21.6x29.9cm。227ページ。微分干渉顕微鏡写真、顕微鏡図、原色標本写真多数。ペーパーバック。
カワムラジンガサタケ属Phaeocollybia
 カワムラジンガサタケ属Phaeocollybiaをご存知だろうか。今関六也・本郷次雄(1987)原色日本新菌類図鑑(保育社)では、フウセンタケ科に属すが被膜を欠き、モリノカレバタケ型子実体、通常いちじるしい偽根を有し、胞子はいぼ状~点状の突起におおわれ、胞子盤を欠くという特徴を持つ、とある。なかでも非常に長い偽根が特徴となっている。同書には、日本には2種が知られ、さらに2・3種は産すると思われる、とある。池田良幸(2005)北陸のきのこ図鑑(橋本確文堂)にはカワムラジンガサタケP. cf lugubris(P. festivaは傘表面がゼラチン化しないが本種は傘表面がゼラチン化するので学名変更)と、未記載種タカネナメニセムクエタケ(仮称)の2種を載せる。このように日本ではカワムラジンガサタケ属はほとんど知られていない。
本書の内容
 米国の北西部太平洋側、カリフォルニア州、アイダホ州、ワシントン州、オレゴン州、さらにカナダのブリティッシュコロンビア州などの諸州に分布するカワムラジンガサタケ属25種を、検索表、原色生態写真、胞子や組織の微分干渉顕微鏡写真などを付け詳細に解説する。既知の全種のリストと分布、成長と生態、近縁属との関係、種内の無根の系統樹、主要な分類形質の解説など、最新の情報を網羅する。
日本のカワムラジンガサタケ属はもっと多い
本書によればカワムラジンガサタケ属Phaeocollybiaはアフリカ大陸を除く世界に79種(疑問種1種含む)が知られ、インドを含むアジアでは9種産することが知られている。日本には前述のように2・3種しか見つかっていない。探せばもっとたくさんの種が見つかるのではなかろうか。
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