2006年11月文献案内

2006年11月27日に発表したもの。
2006年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
在庫や価格についてはお問合せください。

2006年11月26日付の菌類懇話会機関紙「菌懇会通信」に紹介したものと同じです。
1.“新紹介”
de Haan, Andre & Ruben Walleyn (2006) 
「Studies in Galerina, Galerina Flandriae (2)」 
(ケコガサタケ属研究、フランドル地方のケコガサタケ属その2)

Fungi Non Delineati Pars 33 
価格 2,900円(税込み、送料別) 納期2週間(在庫)
英語。17x24cm。73ページ、うち原色写真12ページ。本文中に顕微鏡図。ペーパーバック。
本書は、ベルギー北部、フランドル地方に産するケコガサタケ属47種のうち、その2として16種を、原色写真と顕微鏡図で図示し詳細解説する。既刊のその1(下記)は16種を同様に詳細解説する。1と2とを合せ合計32種を解説する。残り15種は今後発行されるその3で解説される。
その1の解説でも書いたが、今関・本郷(1987)原色日本新菌類図鑑(Ⅰ)では、名前が載るケコガサタケ属は11種、その中の8種のみ解説する。本書や後続の書を読み、ぜひ日本新産種を見つけていただきたい。なお、Gulden, G., O. Stensrud, K. Shalchian-Tabrizi & H. Kauserud (2005) Galerina Earle: a polyphyletic genus in the consortium of dark-spored agarics. Mycologia 97: 823-837.では遺伝子分析を元にケコガサタケ属は多系とする。

1-2.“再紹介”
de Haan, Andre & Ruben Walleyn (2002)
「Studies in Galerina, Galerina Flandriae (1) 」
(ケコガサタケ属研究、フランドル地方のケコガサタケ属その1)
 
Fungi Non Delineati Pars 23 
価格 3,100円(税込み、送料別) 納期2週間(在庫)
英語。17x24cm。68ページ、うち原色写真8ページ。本文中に顕微鏡図多数。ペーパーバック。
その1として、ベルギー、フランドル地方に産する16種を原色写真と顕微鏡図で図示し詳細解説する。

2.“新紹介”
Eyssartier, Guillaume & Alain Delannoy (2006)
「Notes sur qulques especes arctiques et alpines」
(北極地方と高山帯産の種についての覚書) 

Fungi Non Delineati Pars 32 
価格 3,500円(税込み、送料別) 納期2週間(在庫)
仏語。17x24cm。87ページ、うち原色写真18ページ。本文中に顕微鏡図。ペーパーバック。
北緯80度に近い北極圏にあるノルウエー領スヴァールバル諸島に産する大型の担子菌28種・子のう菌17種、合計45種を、原色写真を付け詳細に解説する。うち、Arrhenia属1種、フウセンタケ属4種、アセタケ属2変種・1品種、シビレタケ属1種(以上担子菌)、Pyrenopeziza属1種、Cudoniellazoku1種(以上子のう菌)、合計12種をラテン語記載文なしの暫定名で新記載する。また、Inocybe corydalina var. montanaに対しI. moelleriを新名として提案する。

3.“新紹介”
中国真菌志第七巻 Tao Kai, Liu Bo & Chang Mingchang (1998)
「Hymenogastrales Melanogastrales et Gautierisles」
(中国真菌誌第7巻、ヒメノガステル目、メラノガステル目、およびガウチエリア目) 

科学出版社 (印刷部数は1千1百部であった)
価格 完売。
中国語。19.2x26.1cm。8+87+走査電顕写真2ページ。本文中に胞子顕微鏡図。ハードカバー。
中国に産する地下性菌のうち上記3目に属する16属80種(変種含む)を、胞子図、目・科・属・種への検索表をつけ解説する。外形図はない。16属の中では、Octaviania属は3種、Hymenogaster属は30種、ショウロ属は10種、Alpova属は5種、Gautieria属は9種(以上変種を含む)が載る。80種のうち中国の雑誌に新種発表された種が24種あることに注目!日本の地下性菌研究には必携の書。

4.“新紹介”
中国真菌志第三巻 Zhao Jiding (edt.) (1998)
「Polyporaceae」
(中国真菌誌第3巻、多孔菌科)

科学出版社 (印刷部数は1千部であった)
価格 完売。
中国語。19.2x26.1cm。14+456+白黒写真13ページ。本文中に顕微鏡図。ハードカバー。
中国に産する多孔菌科67属287種(変種を含む)を検索表、顕微鏡図をつけ詳細に解説する。中国名とラテン語の学名が書かれているが、その中に雷丸(Polyporus mylittaeをあてる。菌核を雷丸;ライガンと呼び漢方薬に使用)や猪苓(Polyporus umbellatusをあてる。和名:チョレイマイタケ。菌核を猪苓;チョレイと呼び漢方薬に使用)の名が見える。雷丸には珍しい子実体の図が載る。また、Wolfiporia属には茯苓属の中国名があてられており、W. cartilagineaとW. cocos(こちらが漢方薬に使われる茯苓:ブクリョウのようだ)の2種が記載される。

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