2006年9月文献案内

2006年9月25日に発表したもの。
2006年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
在庫や価格についてはお問合せください。
Atlante_fotografico_degli_Ascomiceti_dItalia.jpg
1.“新紹介” Associazione Micologica Bresadola (Edit.) (2006)
「Atlante fotografico degli Ascomiceti d’Italia」
(イタリア子のう菌写真図鑑) 

A.M.B. Fondazione Centro Studi Micologici
価格 12,080円(税込み、送料別)(2007年10月4日現在価格) 納期2週間(在庫)
イタリア語。12.5x19.7cm。221+454ページ、合計675ページ。原色写真多数。ハードカバー。
すでに出版済みの担子菌の部の2冊のきのこ図鑑に追加して、このたび子のう菌の部が出版された。全675ページは、221ページの総論と454ページの種の記載+索引の2部からなる。総論の部は子のう菌概論と、111ページにおよぶ属への検索表・種への検索表、さらに12ページにわたる子実体の形と胞子の形から属名が分かる表からなる。採集した標本を調べるに便利な工夫がこらされている。個々の種の解説は、原色生態写真と胞子図を添え1種1ページを使い大型の子実体を形成する子のう菌代表種400種取り上げる。もちろんTuber, Balsamia, Choiromyces, Genea, Hydonotrya, Picoaほかの地下生菌も取り上げる。子のう菌の専門図鑑は世界でも少なく、お勧めである。(英語版がほしい!)

Conspectus_Fungorum_in_Lusatiae.jpg Conspectus_Fungorum3.jpg Conspectus_Fungorum5.jpg Conspectus_Fungorum4.jpg
 2.“新紹介” von Albertini, Johann Baptista & Lewis David von Schweinitz (1805) (reprint 1993)
「Conspectus Fungorum in Lusatiae Superioris 」
(von Schweinitz他「北ルーサチティア地方の菌類」オリジナル1805、1993復刻)

価格 7,210円(税込み、送料別) 納期 2週間(在庫) 
(本書でPisolithus (コツブタケ属)が創設された。変形菌の記載・原色図もある)
ラテン語。14.2x21.3cm。24+376ページ+12原色図版ページ。ハードカバー。
1805年の出版当時、世界最大の菌学書であった本書は、ドイツ北東部、ポーランドと国境を接するルーサチティア地方の菌類、1130分類群を、12ページにわたる原色図版を付け記載する。うち127種は新種でAlbatrellus confluens(ニンギョウタケ)、Rhodocollybia maculata(アカアザタケ)Trametes conchifer(サカズキカワラタケ)ほかである。また、Pisolithus (コツブタケ属)が本書で創設された。大型の子実体を形成する菌類に加え、不完全菌のMoniliaやBotrytis、さらに変形菌も多く記載されている。第二著者、Schweinitz(1780-1834)は米国の大菌類学者。多くの米国産菌類を新記載し、米国菌学の祖と言われる。Calvatia craniformis (ノウタケ)、Lactarius indigo (ルリハツタケ)、Hypomyces hyalinus (タケリタケの1種)ほか多くの菌類の記載者として名を残す。本書はAlbertiniと共著となっているが、実態はSchweinitz一人の著作のようだ。

3.“新紹介”「Travaux Mycologiques dedides a R. Kuhner」
(「ロバート・キューネに献呈する菌学論文集」 (1974)

Numero special du Bulletin de la Societe Linneeenne de Lyon 43e annee.
価格 11,390円(税込み、送料別)  納期 2週間(在庫)
英語論文多し、仏語論文もある。19.1x26.1cm。475ページ。本文中に白黒線画や写真、表。
Bas C., Dennis R.W.G., Heim R., 本郷次雄、Mass Geesteranus, Moser M., Orton P.D., Pilat A., Singer R. など時代を代表する菌学者41人が41論文を寄稿した大論文集。
新種記載論文も多い。著者名と新種記載された種(一部):Berthet P.: 盤菌類の新属新種1。Bigelow H.E.: Clitocybe属3新種。Smith A.H.: 米国産Vascellum 属4新種。本郷次雄: テングタケ属2新種。HeimとGilles G.: Xercomus perparvulus。Malenson G.: Lactarius kuehneriaus。Moser M.: Cortinarius kuehneri。Orton P.D.: Volvariella caesioticta。Romagnesi R. : Rhodophyllus 属6新種。
Watling R.はカサが開く普通のきのことカサの開かない腹菌化したきのこの2形態をとるEmtoloma abortivumに検討を加える。

4.“新紹介”Leger, Jean-Claude (1998)
「Le genre Hymenochaete Leveille」 (タバコウロコタケ属)
 
Bibliotheca Mycologica Band 171
価格 13,600円(税込み、送料別) 納期2週間(在庫切れの場合は約2.5ヶ月)
仏語。14.7x22.6cm。319ページ。白黒顕微鏡図本文中に多数。検索表あり。
タバコウロコタケ属はいわゆる硬質菌の仲間でタバコウロコタケ目タバコウロコタケ科に属する木材腐朽菌。熱帯を中心に世界で110種を産する。本書は世界に産するタバコウロコタケ属を検討記載したモノグラフ。この分類群に興味を持つ方は必携の基本書。
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佐野書店 佐野悦三

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