2005年4月文献案内

2005年4月17日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月10日のブログに集約。
GasteromicetiEpigei-ss.jpg
1.“新紹介”
Sarasini M. (2005)
「Gasteromiceti epigei」(地上性の腹菌類) 

価格16,450円
(はじめて見る不思議な腹菌をたくさん解説!腹菌や地下性・半地下性菌に興味をもつ方は必携)
イタリア語。17.5x24.5cm。406ページ。原色外形写真・原色顕微鏡写真多数。ハードバック。
本書は、ベストセラーの地下性菌図鑑Montecchi, A. & M. Sarasini (2000)「Funghi ipogei d’Europa」 (ヨーロッパの地下生菌)の姉妹図鑑。半地下性と地上性の腹菌類を多数の原色写真で詳細に解説する。
いわゆる典型的な腹菌類、Geastrum(21)、Bovista(12), Calvatia,(9),Lycoperdon(16), Scleroderma(7), Battarraea(1), Tulstoma(11)などだけでなく、半砂漠のChalamydopus(1)、スッポンタケ目の半地下性菌Phallogaster(1), 普通の柄があるがかさが開かないGaleropsis(2), Gyrophragmium(1), Rhodogaster(1), Endoptychum(1), Torrendia(1)、半地下性のSetchelliogaster(1)ほかの極めて珍しい腹菌が解説されており、大変興味深い図鑑となっている。
  ( )内:種数。(ここにあげた属名は本書で解説されている属の一部)
互いに似た種が多い属には、検索表に加えて、星取り表形式の形質比較表をつくり、種の特徴が簡単につかめるようにしたことは大変よい。大いに理解を助ける写真を多用したのはよいが、言語がイタリア語だけなのが残念。
The_Black_Truffle_CDs.jpg
2.“新紹介”
Hall, I., G. Brown & J. Byars
「The Black Truffle Its History, Uses and Cultivation

(黒トリュフ その歴史、利用と栽培)
価格4,020円(税込み、送料別) (2009年4月25日価格変更)
(これをマスターすれば、トリュフ博士間違いなし!トリュフの生態や栽培に関心を持つ方は必携)
英語。CD-ROM。
1993年秋、食用では最高級の黒トリュフといわれているTuber melanosporumがニュージーランドで見つかった。南半球では初めての発見である。New Zealand Crop & Food Institute(ニュージーランド作物・食品研究所)は、これを機会に、この黒トリュフの栽培をニュージーランド国内に普及させようと本CD-ROMを作成した。
内容は栽培関連だけではなく、トリュフと人と関わりの歴史や料理法、トリュフ菌根菌の生態やトリュフの発生に適した気候・土壌環境など広範囲におよぶ。もちろん栽培方法に関しては、感染苗の育成からトリュフの収穫までを詳しく説明している。
Three-Language_list_of_botanical_name_componentss.jpg
3.“新紹介”
Radcliffe-Smith, A. (1998)
「Three-Language list of botanical name components」
(植物学名の構成要素語三カ国語リスト)

Royal Botanic Gardens, Kew。
価格2.940円(税込み、送料別)
(ギリシャ語まで載せる貴重な参考資料!菌類や植物の学名の意味を知りたい方にお勧め。学名を命名しようとする方には必携)
15.5x24.5cm。143ページ。ソフトバック  
学名はラテン語またはラテン語化された言葉を用い、普通、ラテン語またはギリシャ語から選ばれる。学名の新造に当たってはギリシャ語とラテン語の混用は避けねばならないが、両言語とも欧米人にとっても縁遠い存在のようで、本書が重宝されるゆえんとなっている。
本書は、学名を新造するにあたり両言語の混用を避けることを主目的に、さらに学名の意味を知りたいという人たちにも役立つように編纂された、学名の構成要素語の三ヶ国語(ラテン語・ギリシャ語・英語)対照リストである。メインリストに加え、1620の植物名を載せた植物名三ヶ国語リスト、数に関係する言葉を載せた数関連語三ヶ国語リストがつく。英語のblack(黒)はラテン語ではnigri-、ギリシャ語ではmelancho-またはmelano-といい、英語のoak(オーク)は、ラテン語ではquercus(コナラ属の学名に使用)、ギリシャ語ではdrysだそうだ。
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佐野書店 佐野悦三

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