2006年4月文献案内(2)

2006年4月18日に発表したもの。
2006年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
在庫や価格についてはお問合せください。
Magic_Mushrooms_and_Other_Highs.jpg
3.“新紹介”
Krassner, Paul (Edit.) (2004)
Magic Mushrooms and Other Highs from Toad Slime to Ecstasy
(マジックマッシュルーム、およびヒキガエルの粘液からエクスタシーまでのハイ物質)

Ten Speed Press
価格 3,990円(税込み、送料別) 納期 2週間 (在庫のみの販売)
英語。15.3x24.6cm。229ページ。ペーパーバック。
本書は、いわゆるハイになるさまざまな物質を、実際に体験した人たちが書き綴った体験集である。取り上げられたハイ物質は、目次を見ると次のようなものである。Magic Mushrooms(マジックマッシュルーム)、 Ecstacy、Peyote(ペヨーテ)、Mescaline(メスカリン:ペヨーテの幻覚を起す主成分)、 THC、Opium、DMT、 Ayahuasca(アヤワスカ)、Cocaine, Belladona(ベラドンナ)、その他。
マジックマッシュルームとは、サイロシンやサイロシビンなどの幻覚成分を含むシビレタケやオオワライタケの仲間のキノコのことである。マジックマッシュルームには最も多いページ数が割かれており、読むと大変興味をそそられるが、この仲間は、日本では麻薬原料植物に指定されているので、採集・所持することは厳に慎みたい。
ペヨーテは、北米南西部から中米に自生するサボテンの一種で、園芸界では烏羽玉(ウバタマ)という名前で呼ばれている。幻覚成分メスカリンを含み、先住民が宗教儀式に使用してきた。アヤワスカは、アマゾン奥地の原住民が複数の植物からつくる幻覚性のある飲料で、やはり宗教儀式に使われる。
ベラドンナは、ヨーロッパから中東に分布するナス科の植物で、ベラドンナアルカロイドと呼ばれるアルカロイドを含み、製薬原料にもなるが、食べると幻覚や精神錯乱を起こす。同じナス科で日本に自生するハシリドコロにもベラドンナアルカロイドが含まれており、食べると幻覚症状が現れ見境なく走り回ることからそう名づけられた。ずいぶん前になるが、渓流釣りの人がキャンプの夕食に誤ってハシリドコロを食べたところ、周りの立ち木や切り株が妖怪に見えはじめ、激しい恐怖に襲われ、真っ暗闇の山中を転がるように逃げ帰ったところを保護されたという記事を思い出す。
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