希産・興味深いナヨタケ属

“在庫切れ、お取寄せ”(2012年7月25日)
FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
(2003年12月文献案内で紹介)
Fungi_Non_Delineati_26_Rare_and.jpg
FUNGI NON DELINEATI Vol. 26
Arnolds, E. (2003)
「Rare and interesting speies of Psathyella」
(第26巻 希産または興味深いナヨタケ属)

参考価格:2,900円(税込み)、送料160円(メール便)、“在庫切れ、お取寄せ”
英語。17x24cm.ペーパーバック。掲載22種の顕微鏡図および21種の水彩画による原色図つき。
 最新のこの第26巻は難解で問題含みのナヨタケ属のモノグラフである。ヨーロッパ産22種を取り上げ、原色図と顕微鏡図を付け詳細解説する。うち6種は新種記載である。本書によるとナヨタケ属の分類で重要なのはシスチジアの形状で、なかでもpleurocystidiaの大きさと形状が最重要であり、cheilocystidiaがこれに次ぐ。柄のcaurocystidiaは種分類には役に立たないという。
 今関・本郷1987原色日本新菌類図鑑Ⅰではナヨタケ属は名前を22種あげ、そのうち11種を解説する。その11種のうち本書とダブっている種は4種のみで、本書の残り18種は原色日本新菌類図鑑Ⅰに解説のない種である。オランダ人である著者は自宅の周りの面積5.5haの地域で6種を採集し、そのうち2種は新種であったという。日本でならもっとたくさんの新種が見つかる可能性がある。本書を片手にナヨタケ属を採集されれば、きっと日本新産種や新種が見つかるに違いない。
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佐野書店 佐野悦三

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