軽井沢バス事故、ブレーキ

軽井沢で発生したスキーバス事故で、国土交通省の監視カメラ2台に事故を起こしたバスが写っていた。
事故現場から1km手前の監視カメラには正常に走行するバスが写っている。しかし、そこからわずか750m走行した事故現場250m手前の監視カメラにはブレーキランプを点灯させながら、車線をはみ出し車体を傾け異常な高速でカーブを曲がってゆくバスが写っている。

運転手は、ブレーキを踏んでも全く利かず、下り坂で一層加速してゆくバスを必死でコントロールしていたに違いない。いったいこの750mの間で何があったのだろうか?

そこで思い出したことがあった。
わたしは、今の車の前にマスターエースというトヨタのワンボックスカーに乗っていた。
ディーラーの整備工場にお願いした車検を終えて2・3日たったときのことだ。妻が下り坂を渋滞でノロノロ運転中、それまで利いていたブレーキが突然利かなくなり、前の車に追突するという事故を起こした。幸いスピードも出ておらず、人は無傷で相手車も軽く傷ついただけだった。

わたしは、「車検整備後数日しかたたない車のブレーキが利かなくなるのは、整備不良だ!」と、車検整備を行ったディーラーの整備工場に車を持ち込み文句を言った。整備工場からは、「持ち込まれた車を検査したがブレーキに異常はなく、奥さんの運転に原因があるのでは」という返事が返ってきた。
妻は、「間違いなく突然ブレーキが利かなくなった」という。

そこでわたしは、再現実験を試みた。同じ坂道を、渋滞に見立ててのろのろ下りながらブレーキを踏むことを繰り返す。6・7回繰り返したろうか、突然ブレーキが利かなくなった。慌てて力いっぱいブレーキを踏む。サイドブレーキも必死で引っ張る。なんとか止まった。どっと冷や汗が出た。

今度は危なくないよう平地で確認実験をした。車をゆっくり走らせブレーキを踏む。止まったら発進しブレーキを踏む。やはり、6・7回繰り返したら、突然ブレーキが利かなくなった。妻の言うことが確認された。再度、整備工場に持ち込み、整備士を同乗させ現象を確認させた。

整備工場の再検査結果は、「ブレーキの真空倍力装置のホースが劣化し、空気が漏れていたのが原因。ホースを取り換えた」という。今回のバス事故の画像を見て、このことを思い出した。

大型バスの運転経験がないに等しいといっても、運転手は、あの急カーブの連続する碓氷バイパスを無事のぼってきたのだ。技量不足というよりも、他に原因があるのではないか?といっても、はたしてメーカーの工場で公正な検査ができるのだろうか?
2013年10月8日からの訪問者数
プロフィール

佐野書店 佐野悦三

最近の記事
ブログ内検索
カテゴリー
月別アーカイブ
リンク
RSSフィード