Mycosphaerella and its anamorphs

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Mycoshaerella_and_its_anamorphss.jpg
Pedro W. Crous (2003)
Mycosphaerella and its anamorphs: 1. Names published in Cercospora and Passalora
CBS Biodiversity Series 1

Centraalbureau voor Schimmelcultures(CBS)
8%税込み 14,310円、送料510円、納期 1週間(在庫1冊
英語。18.0x24.6cm。569ページ。ハードバック。

第2巻はこちら:http://sanoshoten.blog13.fc2.com/blog-entry-369.html

Gasreromycetes Morphological and Developmental Featutres

販売終了
かつて腹菌類と呼ばれた菌類群に興味を持つ方には必携の文献。
Gasteromycetes.jpg
Orson K. Miller, Jr. & Hope H. Miller (1988)
「Gasreromycetes Morphological and Developmental Featutres with Keys to the Orders, Families, and Genera」
(腹菌類、形態学的および発生学的特徴と、目・科・属への検索表)

参考8%税込み価格3,950円、送料180円、販売終了
英語、148ページ、ペーパーバック、本文中に白黒図多数、ペーパーバック
腹菌類を解説した教科書として定評があった。系統分類の進展により解説は古くなった部分もあるが、子実体の外形図・断面図ととも示される形態に関する説明は、今後もずっと有用だ。

Tulasne: Carpologia

古書
Carpologia.jpg  Carpologia4.jpg Carpologia2.jpg Carpologia5.jpg
Tulasne, Louis René & Charles Tulasne (1861 - 1865)(English version 1931)
Selecta Fungorum Carpologia. Translated into English by W. B. Grove.

Oxford: Clarendon Press
3巻セット8%税込み132,300円、送料(ゆうパック100サイズx2個分)
状態:カバーに退色や裂けがあるが、全体的に良好。80年前の出版物にしては保存状態は良い。
フォリオ版(縦約44cmx横約30cmの大型判)。全3巻、合計845ページ、うち白黒精密図版61ページ。
L ouis René Tulasne(1815-1885)は19世紀に活躍したフランスの大菌類学者。50余りの著作の中の代表作が本書。通称Carpologia(カルポロギア)と呼ばれ、当時の菌類研究の時代を画した名著。共著者、兄弟のCharlesが描いた 61の美麗で超精密な図版でも知られる。
 Tulasneは、同一の菌が姿かたちやホストがまったく異なるテレオモルフ(有性世代)とアナモルフ(無性世代)のステージを持ち、それぞれ有性生殖・無性生殖で増えていくpleomorphism(多形性)を発見し、本書の精密な白黒図で図示した。原書はラテン語で書かれたが、1931年英語訳が出版された。今回頒布するのはこの1931年出版の英語訳版。
 子のう菌のほか地下生菌の分野でも優れた研究を行いCarpologiaと並ぶ名著「Fungi Hypogaei. Histoire et monographie des champignons Hypogés」を出版した。
Tulasneが設けた新属(一部):Hypomyces (Fries) L. Tulasne (タケリタケ属)、Terfezia L. Tulasne (地下生菌のイモタケ属)、Glomus L. Tulasne (半地下生のきのこを作る接合菌グロムス属)
Tulasneが記載した菌(一部:Hypomycesタケリタケ属が多い):
Hypomyces chrysospermus L. Tulasne
Hypomyces hyalinus (Schweinitz: Fries) L. Tulasne
Hypomyces lactifluorum (Schweinitz: Fries) L. Tulasne
Hypomyces luteovirens (Fries: Fries) L. Tulasne

Fungal Families of the World

しばらくぶりに入荷!ただし1冊
「Dictionary of the Fungi、第10版」の姉妹辞典。菌類関係者必携!”
Fungal_Families_of_The_World.jpg
Cannon, P.F. & P.M. Kirk(Eds.) (2007)
Fungal Families of the World (世界の菌類の諸科)
 CABI
8%税込 21,360円、送料650円、ただし東北950円、北海道・沖縄1250円
納期1週間(在庫1冊
英語。A4版。14+456ページ。約900の原色図。ハードカバー。
 新しい系統分類体系を反映した菌類の科レベルの図入り解説書。
出版時までに発表された新しい科を含む既知のすべての科、536科の基本情報、さらにその中の重要な250科については形態・生態・系統・分布など詳細を、900に及ぶ多くの原色図をつけて解説。より詳しく知りたい方のための参考文献も載せる。
 お薦めの菌類の図解用語辞典として「Illustrated Dictionary of Mycology」(図解菌学用語辞典)がある。

ヨーロッパの管孔をもつ菌類

第2版が出版されています。第2版をお求め願います。

Poroid_fungi_of_Europe1.jpg
Lyvarden, L. & L. Melo (2014)
「Poroid fungi of Europe」(ヨーロッパの管孔をもつ菌類)

Synopsis Fungorum 31
Poroid_fungi_of_Europe2.jpg  Poroid_fungi_of_Europe3.jpg  Poroid_fungi_of_Europe4.jpg
英語、A4、455ページ、原色写真・顕微鏡図多数、ハードカバー
ヨーロッパ産既知種394種を検索表をつけ解説する。うち210種について原色生態写真をつける。代表種120種については、顕微鏡図がつく。全種にわたる丁寧な検索表あり。
菌糸型で分類をされていたRyvarden先生の多孔菌のモノグラフは、顕微鏡図しかありませんでしたが、今回、原色生態写真がついた菌類図鑑を出版されました。検索表も実用的。

Synopsis Fungorumの既刊分はこちら
http://sanoshoten.blog13.fc2.com/blog-entry-1460.html

「新分類採用の図鑑(2)」

「新分類採用の図鑑(2)」
[新分類を採用しても学名が違うこともある]
新分類採用の3文献:
文献(1)Kibby, Geoffrey (2017)「Mushrooms and Toadstools of Britain & Europe, Vol. 1」(イギリスとヨーロッパのきのこ第1巻)
文献(2)城川四郎(著) ・神奈川キノコの会(編)(2017/5) 「検証 キノコ新図鑑」、
文献(3)工藤伸一(2017/9)「青森県産きのこ図鑑」

例えば、Craterellus cinereus/Cantharellus cinereus (和名:アクイロウスタケ)を見てみよう。
属名:
文献(1)Craterellus cinereusで、Craterellus(クロラッパタケ属)
文献(2)Cantharellus cinereusで、Cantharellus(アンズタケ属)
文献(3)Cantharellus cinereusで、Cantharellus(アンズタケ属)

日本の文献は、(2)も(3)も学名は英国キュー植物園が管理するIndex Fungorumが絶対のようだ。属をCantharellus(アンズタケ属)とする。文献(2)は、「本種は、クランプがないのでクロラッパタケ属(Craterellus)とする見解もあるが、Index Fungorum、日本産菌類集覧はアンズタケ属Cantharellusとして扱うのでそれに従う」と、おかしいけど仕方なく採用するのだというニュアンスの説明さえ加える。

一方、キュー植物園のおひざ元、英国で出版された文献(1)は、著者が英国菌学会が出版する「Field Mycology」の責任編集者だ。本種については、Cantharellales(アンズタケ目)の章でCantharellaceae(アンズタケ科)の3属、Cantharellus、Craterellus、Pseudocraterellusの違いを丁寧に解説し、属をCraterellus(クロラッパタケ属)に置く。この丁寧な解説を読むとCraterellus cinereusが正解かな?と思う。Index Fungorumの学名は時代に遅れることもあるようだ。

和名:
文献(2)(3)ともアクイロウスタケ

「新分類採用の図鑑(1)」

「新分類採用の図鑑(1)」

「新分類採用の図鑑(1)」
佐野書店推薦の
(1)Kibby, Geoffrey (2017)「Mushrooms and Toadstools of Britain & Europe, Vol. 1」(イギリスとヨーロッパのきのこ第1巻)
は、遺伝子分析に基づいた新しい分類法(以下新分類と呼ぶ)を採用した最新の総合図鑑だ。(Agaricalesが主体の第2巻は2018年出版予定)

国内でも今年、新分類を採用した図鑑が出版された。
(2)城川四郎(著) ・神奈川キノコの会(編)(2017/5) 「検証 キノコ新図鑑」
(3)工藤伸一、手塚豊他(写真)(2017/9)「青森県産きのこ図鑑」
などだ。(「小学館の図鑑NEO きのこ DVD付」は新分類採用だが、学名がないのでここでは取り上げず)

(2)は、新分類採用だが、網羅的図鑑ではなく「一般のきのこ図鑑に採用されていないか、問題があると考えられる種が主な対象」の図鑑だ。
(3)は、青森県に産するきのこをほぼ網羅する図鑑だ。掲載は旧分類順だが、学名は新分類であり、解説も旧分類に加え、新分類ではどう変わったかを書く。

新分類は発展途上であり、学名は今後も変更される可能性がある。学名の拠り所とされるIndex FungorumやMycoBankも変わる学名に追い付かないことがある。これらを承知のうえ、新刊の3点の図鑑がどのような学名を採用したか比較するのも興味深い。

和名は、命名について学名のような厳密なルールがない。担保する標本もなく、記載も不十分なまま名前のみが独り歩きし、実体が明らかでない場合もある。国内図鑑2点が、和名をどのように扱っているかも興味深い。
2013年10月8日からの訪問者数
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佐野書店 佐野悦三

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