Biodiversity of fungi

在庫切れ
Biodiversity_of_Fungi_Inventory.jpg
Mueller, G.M., G.F. Bills & M.S. Foster (edit.) (2004)
Biodiversity of Fungi: Inventory and Monitering Methods
(菌類の生物多様性:目録づくりと調査方法) 

参考価格14,080円(税込み、送料別)、在庫切れ 
(菌類のフィルード調査を行っている方や博物館などの菌類関係者にお勧め)
英語。22.0x28.5cm。18+777ページ。ハードバック。本文内に原色写真、顕微鏡写真、顕微鏡図など多数。  
菌類の分野でもインベントリー作成(目録つくり)の重要性が指摘されている。かび・酵母などの微小菌類からきのこをつくる大型菌類まで、さらに卵菌類や変形菌など最近では菌類からはずれたものまでを含む広範囲の菌類を、菌類が生息するあらゆる環境を対象に、環境ごとに関係する菌類を概説し、その調査方法を、採集、分離、培養、標本作成、標本の保管、研究方法など生物多様性研究に関連する多方面から解説する。

2009年8月文献案内(2)

2009年8月文献案内。(1)と(2)の二つに分けて掲載します。
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Phaeocollybia_of_Pacific_Northwest.jpg
2.“新紹介”
Norvell, Lorelei L. & Ronald L. Exeter (2009)
「Phaeocollybia of Pacific Northwest North America」
(北米北西部太平洋側のカワムラジンガサタケ属) 

アメリカ内務省国土管理局サレム地域局
価格11,720円((税込み、送料別) 納期2週間以内(在庫)
英語。21.6x29.9cm。227ページ。微分干渉顕微鏡写真、顕微鏡図、原色標本写真多数。ペーパーバック。
カワムラジンガサタケ属Phaeocollybia
 カワムラジンガサタケ属Phaeocollybiaをご存知だろうか。今関六也・本郷次雄(1987)原色日本新菌類図鑑(保育社)では、フウセンタケ科に属すが被膜を欠き、モリノカレバタケ型子実体、通常いちじるしい偽根を有し、胞子はいぼ状~点状の突起におおわれ、胞子盤を欠くという特徴を持つ、とある。なかでも非常に長い偽根が特徴となっている。同書には、日本には2種が知られ、さらに2・3種は産すると思われる、とある。池田良幸(2005)北陸のきのこ図鑑(橋本確文堂)にはカワムラジンガサタケP. cf lugubris(P. festivaは傘表面がゼラチン化しないが本種は傘表面がゼラチン化するので学名変更)と、未記載種タカネナメニセムクエタケ(仮称)の2種を載せる。このように日本ではカワムラジンガサタケ属はほとんど知られていない。
本書の内容
 米国の北西部太平洋側、カリフォルニア州、アイダホ州、ワシントン州、オレゴン州、さらにカナダのブリティッシュコロンビア州などの諸州に分布するカワムラジンガサタケ属25種を、検索表、原色生態写真、胞子や組織の微分干渉顕微鏡写真などを付け詳細に解説する。既知の全種のリストと分布、成長と生態、近縁属との関係、種内の無根の系統樹、主要な分類形質の解説など、最新の情報を網羅する。
日本のカワムラジンガサタケ属はもっと多い
本書によればカワムラジンガサタケ属Phaeocollybiaはアフリカ大陸を除く世界に79種(疑問種1種含む)が知られ、インドを含むアジアでは9種産することが知られている。日本には前述のように2・3種しか見つかっていない。探せばもっとたくさんの種が見つかるのではなかろうか。

Mycotaxon108.jpg
3.“新紹介”
「MYCOTAXON Vol. 108,April-June 2009」
(マイコタクソン第108巻、2009年4月・6月号)
Mycotaxon, Ltd.
価格7,720円(税込み)+送料340円 納期約6週間(取寄せ)
英語。15.4x23.0cm。6+522ページ。白黒図・写真あり。ペーパーバック。
 菌類分類の専門誌。この巻は61論文を収載。きのこの新種発表は多すぎて書けない。
主要論文:
①Degreef, J. & A. De Kesel. Two new African Pulveroboletus with ornamented spores.
②Wei, T.-Z et et al. . Revision of Termitomyces in China.(中国産オオシロアリタケ属900標本を検討、既報の32種分布は誤り。11種確認、16種誤同定、5種標本なし)
③Suarez, V.L. et al.. Calvatia oblongispora sp. nov. from Brazil with close affinities to C. sporocristata from Costa Rica.
④Kumar, T.K.A. & P. Manimohan. The genera Leucoagaricus and Leucocoprinus (Agaricales, Basidiomycota ) in Kerala State, India.
⑤Antonin, V. et al.. Marasmioid and gymnopoid fungi of the Republic of Korea 1. Three interesting species of Crinipellis (Basidiomycota, Marasmiaceae).
⑥Moreno, G. et al.. A New species of Phallus from Pakistan(原色生態写真つき。表紙の線画は本種)

2009年8月文献案内(1)

2009年8月文献案内。(1)と(2)の二つに分けて掲載します。
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Ramaria_of_Pachofic_Northwestern.jpg
Exeter, Ronald L., Lorelei Norvell & Efren Cazares (2006)
Ramaria of the Pacific Northwestern United States
(米国北西部太平洋側のホウキタケ属)

価格5,340円(税込み)+送料340円(ゆうメール) 納期 2週間以内(在庫)
アメリカ内務省国土管理局サレム地域局 
英語。21.6x29.9cm。157ページ。原色写真多数。ペーパーバック。“ホウキタケ属に興味のある方に必携”
ホウキタケ属Ramaria
 4亜属:Echinoramaria, Lentoramaria, Ramaria, Laeticolaに分ける。一方、遺伝子分析の結果を元にEchinoramaria, Lentoramariaの2亜属を独立属にする提案もある(Giachini, A.J. (2004))。種数は、本書によれば、Ramaria亜属が24、Laeticola 亜属が約210、Echinoramaria亜属とLentoramaria亜属の2亜属で60、合計約294種*。 (*Dictionary of Fungi第10版(2008)では約220種)ホウキタケ属は遺伝子分析の結果、Clavariadelphusスリコギタケ属, Gautieriaシマショウロ属, Gomphusラッパタケ属, Kaviniaなどと共にGomphalesラッパタケ目に入る。
本書の内容
 米国の北西部太平洋側、カリフォルニア州、アイダホ州、ワシントン州、オレゴン州などの諸州に分布するホウキタケ属85種・変種・品種を多数の原色写真・検索表を付け詳細に解説する。遺伝子分析に基づく系統関係もGiachini, A.J. (2004) Systematics, phylogeny, and ecology of Gomphus sensu lato [PHD Dissertation]までの最新の情報を考慮する。本書により新種Ramaria rasilisporoidesが記載された。
 付録に、①)赤色のホウキタケの形質比較表、②柄の上部に黄色の帯があるLaeticolora亜属の形質比較表、③クランプのないLaeticolora亜属対、クランプのあるLaeticolora亜属とRamaria亜属の形質比較表。④Marr & Stuntz (1973)のLaeticolra亜属と、⑤Ramaria亜属の種への検索表、⑥Ronald H. Petersen & Catherine Scates (1988)の春のLaeticolra亜属の種への検索表など、同定に役立つ資料が満載だ。
アジアのホウキタケ属はもっと多い
 Laeticola 亜属とRamaria亜属の2亜属に限ってだが、本書によるとヨーロッパに57種、北米に90種産するのに対しアジアでは32種しか産しない。南北に細長いアジアは氷期に氷河で覆われることがなかったので、繰り返し氷河に覆われ元の植生を失ったヨーロッパに比べ、はるかに植物の多様性に富んでいる。きのこについても植物同様ヨーロッパよりもはるかに多様性に富んでいるはずであり、アジアのホウキタケ属2亜属がわずか32種ということは少なすぎる数字だ。アジアや日本の調査が進めば、北米の90種に匹敵するほど多くのホウキタケ属が発見されるに違いない。

他のホウキタケ属文献
Christian, Josef (2008)
「Die Gattung Ramaria in Deutschland」 (ドイツのホウキタケ属) 

IHW Verlag 価格15,790円(税込み、送料別) 納期 2週間以内(在庫) 
ドイツ語。検索表は同一内容の英語版あり。種の記載にも英語の要約あり。17.5x24.5cm。352ページ。原色写真、走査電顕写真、線画など合計354図版。ハードカバー。 
ドイツとあるが、全ヨーロッパ産のホウキタケ属全種を豊富な図版と原色写真で解説する。

Corner, E.J.H. (オリジナル1950、復刻版2005)
「A Monograph of Clavaria and Allied Genera」 
(シロソウメンタケ属およびその関連属モノグラフ)
 
価格24,950円(税込み、送料別) 納期2週間(在庫2冊) 
英語。17.0x24.5cm。740ページ+16原色図版。ハードバック。カバー付き。
コーナー先生の20年余りの研究成果をまとめたモノグラフ。

Corner, E.J.H. orig. 1970 repr. 2005
「Supplement to “A Monograph of Clavaria and Allied Genera”」
(“シロソウメンタケ属およびその関連属モノグラフ” 続編) 

Beihefte Zur Nova Hedwigia 33  
概算価格12,605円。 在庫切れ(納期2-3ヶ月) (ホウキタケ型菌に興味を持つ方は必携)
英語。16.0x23.5cm。298ページ+白黒図版4。本文内に線画63。ハードバック。カバー付き。
前述のモノグラフの後、研究環境の改善により、多くのタイプ標本を検討することが可能になり、標本もさらに集まったので、これらから得られた新知見を元に、この続編が出版された。本書では科が新たに設けられ、検索表も一新された。

Franchi, P. & Marchetti, M. (2001) 
「Intoroduzione allo studio del genera Ramaria in Europa 」
(ヨーロッパ産ホウキタケ属研究序説) 

FUNGI NON DELINEATI Vol. 16
価格 3,300円(税込み、送料別) 納期 2週間(在庫1冊のみ)
イタリア語。英語訳検索表付き。104ページ、うち原色写真24ページ。
 ヨーロッパに分布するRamariaホウキタケ属を詳細な検索表、記載文および原色生態写真(48種・亜種)を使い解説。ホウキタケ属を新しく14の節に分けた。論議を呼んでいるホウキタケ属分類に新しい提案をした意欲的なモノグラフ。

以下はどれも必携の文献だが絶版。古書でも入手は難しい。
しかし、内容的には本書「Ramaria of the Pacific Northwestern United States」でほぼカバーできる。
①Marr, C.D. & D.E. Stuntz (1973) Ramaria of Western Washington. Bibliotheca Mycologica 38 ②Petersen, R.H. (1975) Ramaria subgenus Lentoramaria with Emphasis on North American Taxa. Bibliotheca Mycologica 43. ③Petersen, R.H. (1981) Ramaria subgenus Echinoramaria. Bibliotheca Mycologica 79.  

脊椎動物寄生性線虫の検索表、補巻

在庫切れ
Keys_to_the_Nematode_Parasites_Supplementary_Volume.gif
Gibbons, L.M. (2009)
Keys to the Nematode Parasites of Vertebrates, Supplementary Volume
(脊椎動物寄生性線虫の検索表、補巻)

CAB International
概算価格17,700円(税込み、送料別)、在庫切れ
英語。352ページ。ハードカバー。
本書には、1974年から1983年にかけて出版された元の検索表の出版以降に発表された新属や属の変更、ならびに再記載などを載せる。

ヒラタケ属研究

在庫切れ中
Die_Gattung_Pleurotus.jpg
Hibler, Oswald (1982)
Die Gattung Pleurotus (ヒラタケ属)

Bibliotheca Mycologica.87
参考価格 18,850円(税込み、送料別) 在庫切れ中
ドイツ語。464ページ。線画172、原色写真25。ハードカバー。
エリンギやヒラタケ、タモギタケなど優秀な食用きのこが含まれるヒラタケ属のモノグラフ。ヒラタケ属を知るための必須文献。本書を見ずしてヒラタケ属を語るなかれ。

1997年には本書の補遺としてHILBER先生の自費出版で
The Genus Pleurotus (Fr.) Kummer, Part 2

参考価格 4,080円(税込み、送料別) 在庫切れ中(2011年7月1日現在)
英語。64ページ、 が出版された。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

Biodiversity and ecology of lichens

在庫切れ中
“新紹介!”
Biodiversity_and_ecology_of_lichens.jpg
Aptroot, André, Mark R.D. Seaward.& Laurens B. Sparrius (Ed.) (2009)
Biodiversity and ecology of lichens
(地衣類の生物多様性と生態)
,
Bibliotheca Lichenologica, Band 99
E. Schweizerbart'sche Verlagsbuchhandlung
参考価格12,350円(税込み、送料別)(2010年10月18日現在)、在庫切れ中
英語。14x23cm。439ページ。117図、12表。ペーパーバック。
地衣類の生物多様性と生態に関する29論文(著者50名)を収載する最新の論文集。その多くは熱帯に分布する地衣類についてのもの。Herpothallon属(29種)、新属 Diaphorographis属(2種)、同Sipmaniella属(1種)、同 Synarthothelium属(2種)、またPlacopyrenium属(14種、3変種) については所属する全種を詳細に記載・解説するモノグラフを収載する。なお、本書はHarrie Sipman先生に献呈された。

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MacClade 4

“国際輸送を短納期でしかも確実なUPSを使用します”
“公費でのご注文もお受けします。ご注文時、必要書類をご連絡願います”
“塩基配列をエディティングしたり、祖先塩基配列や祖先形質を推定するソフトMacClade”
MacClade_4.jpg
Maddison, David & Wayne Maddison (2000)
Macclade 4: Analysis of Phylogeny and Character Evolution (CD-ROM)

価格 21,430円(税込み、送料別) 納期受注後約4週間
MacCladeの詳細はウエッブサイトをご覧願います。

「撹乱と遷移の自然史」

“在庫切れ”
撹乱と遷移の自然史
重定南奈子・露崎史郎編著(2008)
「撹乱と遷移の自然史-「空き地」の植物生態学 」
 北海道大学出版会
定価3,150円(税込み)“在庫切れ”
A5版。6+258ページ。図版本文中に多数。ペーパーバック、ブックカバーつき。
 本書は撹乱とその後の植生の遷移について14名の研究者がそれぞれの研究視点から解説する。第1部は総論部分で生態系における撹乱とは何か、その調査法と理論を解説する。第2部以降は各論で、第2部火山噴火による撹乱、第3部火山性荒原の撹乱、第4部湿原の撹乱、第5部極地と砂漠の撹乱という五つの異なる環境の撹乱と、それをきっかけとする植生の遷移を解説する。
 菌類好きの佐野は、第3部第6章、奈良一秀「菌根菌による植生遷移促進機構」に注目する。本章では、菌根菌がいかに遷移初期の先駆木本植物の定着に重要な役割を果たしているかを、富士山寄生火山の宝永山をフィールドとした調査結果と菌根菌接種樹木の実験結果を元に説得力に満ちた解説をする。 
 本章以外に植物の遷移と共生する微生物との関係に触れた章は、第2部第5章上条隆志「火山島の一時遷移、三宅島における撹乱と遷移」(オオバヤシャブシと根粒菌;放線菌)だけである。「全植物の8~9割に菌根菌が共生する」(第6章)という状況からは、菌根菌の役割に触れずして植生の遷移を語ることはできないのではとも思う。
 巻末の引用文献・参考文献リストを見ると、外国語文献が圧倒的に多い。このことは日本ではこの分野の研究がまだまだ発展段階にあることを物語っているのではなかろうか。本書を読んで撹乱とそれをきっかけとする植生の遷移、さらにそれに重要な役割を果たす菌根菌の研究に興味を持つ方が増えることを祈らずにはいられない。
 菌根菌の種類・働きなどは、国立科学博物館編(2008)「菌類のふしぎ-形とはたらきの脅威の多様性」東海大学出版会にコンパクトにわかりやすく概説する。 
 「ひとつの場所で撹乱直後から極相までを観察するならば、それは自分の一生をかけても観察できるものではない。逆に言えば、日本では大学を含めた研究機関において、このような研究を行うのは得策とはいえない。それでもなおかつ、それを研究したいという奇特な人間集団が作り上げた書が本書であり、著者14名の研究歴を合計すれば1世紀を越える成果が濃縮されている」(本書「はじめに」から引用)

2009年9月文献案内

紙版を9月26日発行の菌類懇話会の機関紙「菌懇会通信2009年9月」に載せてます。
ご注文:
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お支払い方法:
郵便振替、または銀行振込(ゆうちょ銀行・三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行)。
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東北のきのこ図鑑
1.“新紹介”
工藤伸一(著) 長澤栄史(監修) 手塚豊(写真) (2009)
「東北のきのこ図鑑」 
家の光協会
価格 2,940円(税込み、送料サービス) 本書は送料サービスでお届けします。
納期1週間以内(在庫)
A5版。271ページ。手塚豊氏撮影の原色写真多数。
 『東北にはブナを主体とした広葉樹林が広がり、その地域特有のきのこが多数発生している。いつも現場を歩き回わり東北地方のきのこの調査研究を進めている。世界で初めて発見された新種9種をはじめ、日本で初めて発見された14種を含む約450種の写真・解説等のデータをまとめた一冊。』(出版社の紹介文を引用)
佐野コメント:9月16日佐野書店ブログ参照

Thai_Fungal_Diversity.jpg
2.“新紹介”
Jones, E.B.G., M. Tantichareon & K.D.Hyde(Eds.) (2004)
「Thai Fungal Diversity」 (タイの菌類多様性)
 
BIOTEC (National Center for Genetic Engineering and Biotechnology)
(タイ国立遺伝子工学バイオテクノロジセンター) 
価格10,500円(税込み) 納期2週間以内(在庫) 
英語。21.6x30.5cm。11+281ページ。原色写真・顕微鏡写真あり。ハードカバー。
 タイに産する大型菌類や微小菌類を分類群別や生態別など多方面から解説する。タイの菌類を知りたい方には必携の文献。英語で手紙を出すとタイ語で返事が返ってくるなどコミュニケーションに手間取り、入手には大変時間がかかった。
 目次は次の通り。1.Introduction. 2. Introduction to Thai fungal diversity(タイの菌類多様性概説). 3. Basidiomycetes(担子菌). 4. Chromista(クロミスタ門)(中桐昭先生が共著者の一人). 5. Coelomycetes(分生子果不完全菌). 6. Xylariaceae(キシラリア科). 7. Lichens(地衣類). 8. Yeasts(酵母)(中瀬崇先生が著者). 9. Freshwater fungi(清水生菌). 10. Marine fungi(海生菌). 11. Coprophilous fungi(糞生菌). 12. Seed Fungi(種子菌). 13. Soil fungi(土壌菌). 14. Terrestrial lignicolous fungi.(陸生リグニン分解菌) 15. Fungi on leaf liter(落葉リター菌). 16. Fungi on Musa (Banana)(バナナ生菌). 17. Palm fungi(パームヤシ生菌). 18. fungi on Zingiberaceae (Ginger)(ショウガ科生菌). 19. Endophytes(内生菌). 20. Plant pathogens(植物病原菌). 21. Dermatophytes and pythiosis(皮膚糸状菌およびピシウム感染症). 22. Fungi on arthropods, crustaceans and fish(節足動物生菌、甲殻類生菌および魚類生菌). 23. Edible mushrooms.(食用きのこ) 24. Culture collection. 25. Epilogue.

Atlas_Inter_Pathog_Fungi_Thaland_Vol1.jpg
3.“新紹介”
Luangas-ard. J.J., K. Tasanathai & N. Hywel-Jones (2007)
「Atlas of Invertebrate-Pathogenic Fungi of Thailand, Vol. 1」
(タイの無脊椎動物寄生菌図譜 第1巻) 
 
BIOTEC(タイ国立遺伝子工学バイオテクノロジセンター)  
“販売終了”
英語。20.8x29.5cm。82ページ。原色図版多数。ペーパーバック。
 タイ産冬虫夏草図鑑。この第1巻は無性世代の冬虫夏草が多い。原色印刷がすばらしい。クモ寄生の不完全世代Akanthomyces属, 不完全世代のAschersonia属、Boeauveria属、Gibellula属、Hirsutella属、Isaria属、Metarhizium属, Nomuraea属、Paecilomyces属や完全世代のHypocrella属、Ophiocordyceps属など11属31種をすばらしい原色印刷のたくさんの生態写真と顕微鏡写真とで図示し解説する。用語集や参考文献リストも完備。冬虫夏草に興味のある方には必携の図鑑。ぜひ第2巻とセットでお求めください。

Atlas_Inter_Pathog_Fungi_Thaland_Vol2.jpg
4.“新紹介”
Luangas-ard. J.J., K. Tasanathai & N. Hywel-Jones (2008)
「Atlas of Invertebrate-Pathogenic Fungi of Thailand, Vol. 2」
(タイの無脊椎動物寄生菌図譜 第2巻)

BIOTEC(タイ国立遺伝子工学バイオテクノロジセンター)
“販売終了”
英語。21.1x29.7cm。88ページ。原色図版多数。ペーパーバック。入手が難しい文献。
 タイ産冬虫夏草図鑑。図版は第1巻同様すばらしい印刷。この第2巻は無性世代・完全世代がほぼ半々。Conoideocrella属、Cordyceps属、Moelleriella属、Torribiella属など13属30種を第1巻同様すばらしい原色印刷のたくさんの生態写真と顕微鏡写真とで図示し解説する。用語集や参考文献リストも完備。冬虫夏草に興味のある方には必携の図鑑。ぜひ第1巻とセットでお求めください。

Dictionary_of_the_Fungi_10th_ed.gif
5.“ベストセラー!”
Kirk, P.M, P.F. Cannon, D.W. Minter & J.A. Stalpers (2008)
「Dictionary of the Fungi, 10th Edition」 

CAB I 価格13,400円(税込み、送料別)+送料500円 納期 2週間以内(在庫)

Taxonomy, Phylogeny, and Ecology of Bark-Inhabiting and Tree-Pathogenic Fungi in the Cryphonectriaceae

“在庫切れ、お取寄せ”
TaxonomyPhylogeny_andEcology_ofBarkInhabit.jpg
Gryzenhout, Marieka, Brenda D. Wingfield & Michael J. Wingfield (2009)
Taxonomy, Phylogeny, and Ecology of Bark-Inhabiting and Tree-Pathogenic Fungi in the Cryphonectriaceae
(樹皮生・樹木病原性のクリホネクトリア科の分類・系統・生態)

APS Press(米国植物病理学会出版部)
参考価格14,920円(税込み、送料別) “在庫切れ、お取寄せ”
英語。21.6x28.0cm。12+119ページ。14原色写真と38白黒図。ペーバーバック。
胴枯病(どうがれびょう)や枝枯病(えだがれびょう)とよばれる樹木の幹や枝の枯死を引き起こす病原性菌類Cryphonectriaceaeクリホネクトリア科菌類を病原性とその生態を中心に解説し、10属22種を図を付け詳細に記載する。Cryphonectoria parasiticaが引き起こすくり胴枯病はアメリカ栗(American chestnut)に壊滅的な被害を与えたことで知られる。

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シロアリときのこ

“売れました”
新本”“2005年7月文献案内で紹介以降、何度か紹介”
Termites_et_Champignons.jpg
Heim, Roger (1977)
Termites et Champignons. Les champignons termitophiles d'Afrique Noire et d'Asie méridionale
(シロアリときのこ。 ブラックアフリカと南アジアのシロアリ好きのきのこ
) 
参考価格 10,250円(税込み)、送料350円(レターパック350)、在庫切れ、今後の入手はありません。
(シロアリの巣から発生するきのこの本)
フランス語。17.0x25.5cm。207ページ。原色図版5ページ。白黒図版多数。ハードバック。
 きのこを栽培するシロアリがいる。巣の中で菌糸を増やし、それを食べるという。季節になるとにょきにょきと菌子束が地中の巣から地表にまで伸び、きのこをつくる。オオシロアリタケの仲間である。菌糸はシロアリが食べるが、きのこはヒトが食べる。佐野も西表島で食べたことがあるが、歯ごたえ・うまみ、両方申し分ない。
 本書は、このオオシロアリタケの仲間を初めて本格的に研究し、Termitomyces(オオシロアリタケ属)を新設したロジャー・ハイム(Roger Heim; 1900-79)の、シロアリの巣から発生する大型菌類の観察・研究報告である。巻末の美しく描かれた原色図は見るだけでも楽しい。シロアリの巣からは、このオオシロアリタケ属以外にLepiota termitophila(新)、L. grassei(新種)、腹菌のBovista termitum(新種), Paradoxon termitophilus(新種), 子のう菌のクロサイワイタケやチャワンタケの仲間も発生することが本書からわかる。ハイムはオオシロアリタケの仲間の培養にも挑戦したようで、培養に一章が割かれている。
青木図版で名高い青木さんの蔵書にも本書があった。余白のあちこちに書き込みがあり、勉強の跡がうかがえた。

2009年10月文献案内

FungusFloraTropicalAfricaVol_1.jpg
1.“新紹介”
Antonin, Vladimir (2007)
「Monograph of Marasmius, Gloiocephala, Palaeocephala and Setulipes in Toropical Africa, Fungus Flora of Tropical Africa Vol. 1」
(熱帯アフリカのホウライタケ属、グロイロケファーラ属、パラエオケファーラ属およびセテュリペス属) 

National Botanic Garden of Belgium
価格9,290円(税込み、送料別) 納期2週間以内(在庫) 
“ホウライタケ属に興味を持つ方は必携”
英語。A4版。本文177ページ+カラー図版19ページ。本文中に顕微鏡図。ペーパーバック。
 ベルギー国立植物園は旧植民地ベルギー領コンゴ、現コンゴ民主共和国の菌類誌 「Flore iconographique des Champignons du Congo」(コンゴのきのこフロラ図譜)および「Flore illustrée des Champignons d'Afrique centrale」(中央アフリカのきのこフロラ図譜)を刊行していたが、2007年新シリーズ「Fungus Flora of Tropical Africa」(熱帯アフリカの菌類フロラ)の刊行を開始した。本書はその第1巻である。著者はMarasmius(ホウライタケ属)やその関連属の多数の新種記載やモノグラフを発表しているチェコの研究者、Antonin, Vladimir氏。掲載種はMarasmius(ホウライタケ属)102種・変種、Gloiocephala(グロイロケファーラ属)7種、Palaeocephala(パラエオケファーラ属)1種、Setulipes(セテュリペス属)7種。本文には詳細な記載と顕微鏡図。さらに属への検索表と種への検索表、および原色図をつける。加えて除外種・疑問種を75種あげそれらの原記載やタイプ標本の検討結果とコメントを書く。

FungiNonDelineati46a.jpg  FungiNonDelineati46b.jpg FungiNonDelineati46c.jpg
2.“新紹介”
de Haan, A. & R. Walleyn (2009)
「Studies in Galerina - Galerinae Flandriae (3), Fungi Non Delineati 46」 
(ケコガサタケ属研究―フランドル地方のケコガサタケ属、その3) 

Edizioni Candusso
価格2,620円(税込み) 納期2週間以内(在庫) 
英語。17.0x24.0cm。84ページ。うち原色写真12ページ。本文中に顕微鏡写真多数。ペーパーバック。
 フランドル地方のケコガサタケ属シリーズの3冊目。ベルギー北部、フランドル地方に産するGalerina(ケコガサタケ属)15種を生態写真、顕微鏡図を付け詳述する。既刊の2冊で解説した種を含む全種の検索表をつける。本書で新種Galerina walleynianaが記載された。Garerina tundrae およびG. permixtaはG. lacutsrisと同一種とされた。G. marginataとG. unicolorおよびG. autumnalisは同一種とされた。
既刊:
①FND 33, Galerinae Flandriae (2) 2006 (フランドル地方のケコガサタケ属その2)
:2,900円(税込み、送料別) 、納期2週間以内(少部数在庫)、 
②FND 23, Galerinae Flandriae (1) 2002 (フランドル地方のケコガサタケ属その1):3,100円(税込み、送料別) 納期2週間以内(少部数在庫) 

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3.“新紹介”
Esteve-Raventos, Fernando & Agustin Caballero Moreno (2009)
「Especies nuevas e interesantes del género - Inocybe (1), Fungi Non Delineati 47」
(アセタケ属の新種および興味深い種、その1) 
 
Edizioni Candusso  “アセタケ属に興味ある方に必携”
価格3,050円(税込み、送料別) 納期 2週間以内(在庫)  スペイン語。17.0x24.0cm。128ページ。原色生態写真・顕微鏡写真図版多数。本文中には顕微鏡図多数。ペーパーバック。
 スペイン北部La Rioja(ラ リオハ州)に産するInocybe(アセタケ属)22種・2変種を顕微鏡図と生態写真をつけ詳細に記載する。うち3種は新種として記載された。また、I. oblectabilis fo. Macrosporaと呼ばれていたものに新名が与えられた。3種・1品種については他種のシノニムであると結論された。

FloraNeoptropica32.jpg
4.“新紹介”
Singer, Rolf (1982)
「Hydropus (Basidiomycetes-Tricholomataceae-Myceneae), Flora Neotropica Monograph Number 32」
(ニセアシナガタケ属、担子菌類―キシメジ科―タクヌギタケ亜連)

The New York Botanical Garden 
価格3,250円(税込み、送料別)(100328改) 納期 1週間以内(小部数在庫)
英語。18.0x25.5cm。153ページ。巻末25ページに顕微鏡図と外形図(ただし線画)。ペーパーバック。
 中米・南米にわたる新熱帯区に産するHydropus(ニセアシナガタケ属)89種・変種を詳述する。うち新種記載は38、新変種記載は13、新組合せは4に達する。日本の本郷図鑑には3種、池田「北陸のきのこ図鑑」にはspを含め3種しかない。本書でさがせば多数の日本新産種が見つかる可能性がある。

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5.“新紹介”
Knisely, Karin (2009)
「A Student Handbook for Writing in Biology Third Edition」
(生物学論文を書くための学生ハンドブック第3版) 

Sinar Associates, Inc.  
価格4,250円(税込み、送料別) 納期2週間以内(少部数在庫)  
英語。15.3x22.8cm。12+296ページ。ペーパーバック。
 生物学を専攻する学生が研究論文・レポートを作成するためのハンドブック。科学的手法・文献探索法などからポスター発表/口頭発表のコツ、ワード・エクセル・パワーポイントを使った文章・グラフ・口頭発表資料の作成法まで懇切丁寧に解説する。

佐野書店の目的

  まだまだ不明な点の多い日本のきのこ相を明らかにするためには、研究者はもちろんのこと、全国のきのこに熱心な人たち、アマチュアの人たちの活躍が不可欠だ。
 しかし、きのこの名前を調べようとしても日本には本格的な図鑑は少なく、採集したきのこを前に途方にくれるのが現状だ。佐野書店はこのような状況を憂い、外国の優れた図鑑や参考文献を紹介し、希望者に販売することにより、少しでも日本のきのこ相を明らかにすることに貢献したいと考え活動している。
 特に入手の難しい外国文献を佐野書店ならではの調達力を駆使して皆様に提供することを大きな使命としています。

Advances in Mycorrhizal Science and Technology

“新刊予告!予約受付中!菌根菌。7月出版に延びています”
Advances_in Mycorrhizal_Science
Khasa, D.P., Y. Piche & A P Coughlin (edits.) (2009)
Advances in Mycorrhizal Science and Technology
(菌根菌の科学と技術の進歩)

CAB International
予価概算11,210円(税込み、送料別) 納期:2009年7月出版、8月入荷予定(3月18日に2009年4月出版・5月入荷予定とお知らせしましたが延期になっています)
英語。200ページ。ハードカバー。
主要目次:右の「全文を表示」をクリック

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世界最高のクラシック

許光俊(2002)
「世界最高のクラシック」 光文社新書

720円+税
 久しぶりにクラシック音楽についての本を読んだ。クラシック音楽といっても、本書は指揮者をあれやこれやと批評した本だ。したがって取り上げた曲も指揮者が必要な曲ばかり、なかでも交響曲がほとんどだ。協奏曲があってもいいのではと思うが、独奏楽器の演奏家を論じたくないのだろうか、取り上げていない。

 指揮者を時代やジャンルごとに五つに分ける。第1章はフルトヴェングラーやトスカニーニなどの古典主義大指揮者たち、第2章はカール・ベームやカルロス・クライーバーなどの偽古典主義の指揮者たち、第3章はカラヤンに代表されるクラシック音楽の脱ローカルヨーロッパ/世界普遍音楽化を目指した指揮者たち、第4章は小澤征爾やレナード・バーンスタインなど、クラシック音楽のふるさとであり根源であるヨーロッパ文化以外の文化の中で育ったにもかかわらず著名な指揮者になった人たち、第5章はアーノンクールやフランス・ブリュッヘンに代表される個性や自己主張の豊かな現代の指揮者たち、である。
 
 フルトヴェングラーやトスカニーニを高く評価しているのは当たり前だが、嫌いなへそ曲がりも多いカラヤンを高く評価しているのはうれしい。いつだったか、日本の指揮者・オーケストラのコンサートでベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聞いた後、家に戻って同じ曲をカラヤン・ベルリンフィルのCDで聞いてその演奏の差に驚いたことがある。さすがカラヤン・ベルリンフィル!と再認識した。

 フランス・ブリュッヘンと彼の率いる18世紀オーケストラのベートーヴェン交響曲にいたく凝ったこともあった。もちろん今も好きだが、初めて聞いたときにはカラヤン・ベルリンフィルに慣れた耳には、おや!これは?と感じた。しかし、カラヤンのダイナミックレンジに富んだ演奏もよいが、こじんまりとしたオーケストラ編成の精緻な演奏もまた心地よい。

 フランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラの演奏は、モーツアルトやベートーヴェンの時代の古楽器を使用し、オーケストラ編成も当時と同じにして、その時代に行われたであろう演奏の再現というふれこみである。しかし、あの時代には今の18世紀オーケストラのように凄腕をそろえたオーケストラはウィーンにもなかったのではなかろうか。その意味でブリュッヘンたちの演奏は、18世紀的ではなくきわめて現代的な、現代でしか実現できない演奏なのではなかろうか。

ナラタケ属を知りたいと思ったら

ナラタケ属を知りたいと思ったら、ここにアクセスしてみよう。
Armillaria species.Key to North American Armillaria species
(ナラタケ属。北米産ナラタケ属検索表)
URL: http://botit.botany.wisc.edu/toms_fungi/armkey.html

北米産ナラタケ属9種(未記載種1種を含む)の検索表と写真がある。作者Thomas J. Volk氏は、佐野書店ブログ2月9日に掲載したナラタケ属モノグラフの著者。
なお、ナラタケ属についての全般的解説が、URL:http://botit.botany.wisc.edu/toms_fungi/arm.html にある。

「Fungi of North America」(絶版)や、「Mushrooms and other fungi of Great Britain and Europe」の著者Roger Phillips氏のホームページ
Rogers Mushrooms URL: http://www.rogersmushrooms.com/
両書で使用された写真を主に使い、写真からきのこを探せるVisual key(ビジュアル検索)やEasy Key(簡単検索)など、きのこ初心者でも簡単にきのこの名前を調べられる検索キーがある。Mushrooms kitchen(きのこの台所)と名づけたきのこ料理集もある。

テングタケの仲間を知りたければまずここを見てみよう。
The Genus Amanita Pers. (Agaricales)
URL: http://www.amanitaceae.org/

テングタケ類の第一人者、米国のRodham E. Tulloss博士と中国、昆明植物研究所のZhu-liang Yang教授らが作成するテングタケ類のホームページ。

2009年5月文献案内

1.削除しました。
 
Funghi_alpini.jpg
2.“新紹介”
Jamoni, Pier Giovannni, (2008)
「Funghi alpini delle zone alpine superiori e inferiori. Alpine Fungi from the upper and lower Alpine zones」
(アルプス上部高山帯および下部高山帯の菌類) 

Associazione Micologica Bresadola 
価格22,820円(09年11月11日現在。税込み、送料別) 納期 2週間以内(在庫)。
イタリア語、英語の二ヶ国語完全併記。27.7x24.8cm。544ページ。原色図版・白黒図版本文中に多数。ハードカバー。
 高山植物図鑑は珍しくないが、“高山きのこ図鑑”は世界でも初めてではなかろうか(南極や北極の極地のきのこも加えた薄い図鑑はある)。
 本書は著者J.P.Giovanni氏の20年以上にわたるヨーロッパアルプス山脈高山帯のきのこ調査の成果を図鑑にして出版したものだ。雪線末端の上部高山帯、高山植物の咲き乱れる下部高山帯に発生する子のう菌・担子菌のきのこを美しい原色写真や顕微鏡図をつけ解説する。主な解説種は、Cortinarius フウセンタケ属C. alpicolaなど27種(含む変・品種)、Entolmaイッポンシメジ属E. alpicola など23種(含む変・品種)、Inocybeアセタケ属18種(含む変種)、Lactariusチチタケ属L. alpinusなど12種(含む変・品種)、Russulaベニタケ属R. alpignenseなど12種(含む変・品種)などが多い。一方、Amanitaテングタケ属はA. nivalisの1種のみ。子のう菌で多いのはPezziza8種、Helvella5種など。佐野が興味を持つ腹菌類は、Alpova1種、Bovista3種。

Macrofungi_Associated_with_Oaks.jpg
3.“新紹介”
Binioi, D.E., S.L. Stephenson, W.C. Roody H.H.Burdsall, Jr., O.K. Miller, Jr. & L.N. Vasilyeva (2008)
「Macrofungi Associated with Oaks of Eastern North America Second Edition」
(北米東部のナラ類に発生する大型菌類、第2版) 

West Virginia University Press
価格5,420円(税込み、送料別) 納期 2週間以内(在庫) 
英語。15.2x22.9cm。11+370ページ。252原色図版。ペーパーバック。
北米東部のオーク(ナラ類)の森に発生する大型菌類や変形菌合計217種を、原色写真を付け解説する。種数は少ないが、分類群は子のう菌、担子菌、変形菌まで載せる。担子菌はカサのあるきのこから一般の図鑑では少ない背着生のきのこまで載せる。配列は生態別で、菌根菌、病原菌、分解菌の三つに分ける。菌根菌が多く、特にイグチ類55種、ベニタケ属20種、チチタケ属18種、テングタケ属14種などが多い。北米東部のきのこは日本のきのこと共通種が多いといわれている。本書でそのことを確認してみるのも楽しい。

中国虫草
4.“新紹介”
中国科学院西北高原生物研究所,青海省薬品検験所(編著)(2008)
「中国虫草:歴史・資源・科研」 
(中国の冬虫夏草:歴史・資源・科学研究) 

陜西科学技術出版社
価格 7,560円(税込み、送料別) 納期 6-10週間(在庫切れ、取寄せ) 
中国語。744ページ。表多数、白黒図あり。ハードカバー。 
 中国の冬虫夏草研究の総説。冬虫夏草のあらゆる分野の研究成果を解説する。まさに冬虫夏草の百科事典。第1章 真菌と虫草、第2章 虫草の基礎生物学研究、第3章 虫草の生態学研究、第4章 虫草の生物工学研究、第5章 虫草の化学研究、第6章 虫草的の本草学と生薬学研究、第7章 虫草の薬理学研究、第8章 虫草の医療と保健作用、第9章 虫草の生物防除学研究。

“菌類学電子図書館”

“ホームページ紹介”
CYBERLIBER. An Electronic Library for Mycology (サイバーライバー、菌類学電子図書館)
URL:http://www.cybertruffle.org.uk/cyberliber/index.htm
菌類学の基本図書や雑誌をインターネット上で無料で閲覧できる電子図書館。

地上性の腹菌類

“在庫切れ中”
GasteromicetiEpigei-ss.jpg
Sarasini M. (2005)
Gasteromiceti epigei (地上性の腹菌類)

A.M.B. (2005年4月文献案内で紹介)
参考価格16,450円(税込み、送料別)、 納期 ご注文後約10週間(在庫切れ)
(はじめて見る不思議な腹菌類ををたくさん解説)
イタリア語。17.5x24.5cm。406ページ。原色外形写真・原色顕微鏡写真多数。ハードバック。
本書は、ベストセラーの地下性菌図鑑Montecchi, A. & M. Sarasini (2000)「Funghi ipogei d’Europa」 (ヨーロッパの地下生菌)の姉妹図鑑。半地下性と地上性の腹菌類を多数の原色写真で詳細に解説する。
いわゆる典型的な腹菌類、Geastrum(21)、Bovista(12), Calvatia,(9),Lycoperdon(16), Scleroderma(7), Battarraea(1), Tulstoma(11)などだけではなく、半砂漠に生えるChalamydopus(1)、スッポンタケ目の半地下性菌Phallogaster(1), 普通の柄があるがかさが開かないGaleropsis(2), Gyrophragmium(1), Rhodogaster(1), Endoptychum(1), Torrendia(1)、半地下性のSetchelliogaster(1)ほかの極めて珍しい腹菌が解説されており、大変興味深い図鑑となっている。
  ( )内:種数。なお、ここにあげた属名は本書で解説されている属の一部。
互いに似た種が多い属には、検索表に加えて、星取り表形式の形質比較表をつくり、種の特徴が簡単につかめるようにしたことが大変よい。写真を多用したこともよい。言語がイタリア語に加え、英語があればもっと使いやすいものになった。

Rhododendron Species

“全世界のツツジ属植物を解説する原色図鑑”
Pocket_Guide_to_Rhododendron_Species.jpg
McQuire, J.F. & M.L.A. Robinson (2009)
Pocket Guide to Rhododendron Species-based on the descriptions of H.H. Davidian
(H.H. Davidianの記載に基づくツツジ属植物の種、ポケットガイド)

Kew Publishing
概算価格 10,170円(税込み、送料別)、納期:ご注文後2~3ヶ月(お取寄せ) 
英語。12.2x21.5cm。704ページ。原色写真多数。ハードカバー。
700を越える原色写真で、栽培されている全世界の Rhododendron (ツツジ属)約1千種を図示し記載する。フィールドの利用の便なサイズと内容、但し704ページの大冊。最新の分類情報を網羅。用語集も完備。
ツツジ属植物を知りたい方に必携。ツツジ属植物の分布中心、中国南西部やヒマラヤトレッキングのお供にお勧め。

旧ソ連邦のキヌカラカサタケ連

“在庫切れ”
“日本産を知るには必携の文献”
Tribes_Cystodermateae.jpg
Wasser, S.P. (1993)
Tribes Cystodermateae Sing. and Leucocoprineae Sing. of the CIS and Baltic States
(旧ソ連邦のシワカラカサタケ連およびキヌカラカサタケ連)

Libri Botanici Vol 9
参考価格8,250円(税込み)、送料80円(メール便)、在庫切れ
英語。17x24cm。105ページ、うち手書き水彩画による原色図版10ページ。本文中に線画6ページ。ソフトバック。
 バルチック海沿岸から極東アジアに及ぶ広大な旧ソ連邦に分布するシワカラカサタケ連およびキヌカラカサ連の種を図示、詳細解説する地域モノグラフ。両連とも形態の変異が大きく、種の範囲の検討が不十分であり、分類の大家R. SingerやM. Moserなどの間でも考えが別れているようだ。
 シワカラカサタケ連ではCystodermaシワカラカサタケ属、 Phaeolepiotaコガネタケ属, Sqamanitaカブラマツタケ属の3属合計19種を詳細解説し、キヌカラカサタケ連では、Leucocoprinusシロカラカサタケ属, Chlorophyllumオオシロカラカサタケ属, Leucoagaricusシロカラカサタケ属, Macrolepiotaカラカサタケの4属合計27種を詳細解説する。
 両連合計46種と、今関・本郷1987「原色新菌類図鑑」掲載種(両連合計16種)の約3倍の種を詳細解説する。日本に近接するシベリア・沿海州に分布する種を含んでおり、日本産を知るには必携の文献

2009年4月文献案内

ご注文:
①書籍名と部数、②お名前、③郵便番号・ご住所(送付先が異なる場合は送付先も)、④お電話番号、⑤お支払い方法(郵便振替、銀行振込:ゆうちょ銀行・三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行)を明記の上、電子メール( e_sano@d2.dion.ne.jp) 、ファックス、または郵便でお送り願います。
お支払い:
書籍に請求書・郵便振替用紙(銀行振込みの場合は請求書のみ)を同封しますので、受領後7日以内にお振込願います。銀行振込(ゆうちょ銀行・三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行)の場合は、振込後メールでご連絡願います。

Funga_Nordica.jpg
1.“新紹介”
Knudsen, H. & J. Vesterholt (edits) (2008)
「Funga Nordica - agaricoid, boletoid and cyphelloid genera」
 (北欧の菌類 – ハラタケ形、イグチ形、およびフウリンタケ形の属)
 Nordsvamp
価格15,560円 納納期2週間以内(在庫)(2010年6月2日現在) 
(3月文献案内で予告。ご予約の方には発送済)
英語。17.7x24.6cm。965ページ。きのこ同定ソフト「Mycokey」DVD付き。ハードカバー。 
北欧産を主体に近隣地域産114種を加え、合計2675種に達するハラタケ形・イグチ形・フウリンタケ形の大型菌類を検索表形式で解説する。Nordic Macromycetes(北欧の大型菌類)シリーズ全3巻(1992-2000)の中の第2巻の改訂版として計画されたが、掲載種数の大幅増加、新分類体系の採用などで内容が一新されたため新しい書名で出版された。本書には図は白黒の顕微鏡図しかないが、その補完として4千もの大型菌類の原色写真を収めたきのこ同定用インターラクティブソフト“Mykokey”のDVDが付く。このソフトはWindows XP、Vista、および Mac OSXなどで使える。
デンマーク菌学会の紹介文にあるように、2675種ものきのこを載せる本書は広く北半球産きのこ同定のための重要な参考書になるであろう。また本書の文章主体の紙の本とそれを補う原色図版を収めたDVDの二つの組み合わせは、これからの新しい図鑑の有り様を提示する。
“Nordic Macromycetes(北欧の大型菌類)シリーズ佐野書店在庫リスト(納期2週間以内)”
第1巻 Ascomycetes(子のう菌類) (2000)  価格9,900円 
第2巻 Polyporales, Boletales, Agaricales, Russulales(1992) 価格11,700円
第3巻 Heterobasidioid, aphyllophoroid and gastromycetoid Basidiomycetes. (1997) 11,700円

Il_Genre_Crepidotus.jpg
2.“新紹介”
Consiglio, Giovanni. & Ledo Setti (2009) 「Il Genere Crepidotus in Europa」
 (ヨーロッパのチャヒラタケ属)
  Associazione Micologica Bresadola
価格10,740円(税込み、送料別)(09年11月13日現在) 納期2週間以内(在庫)
(3月文献案内で予告。ご予約の方には発送済)
イタリア語・英語、二ヶ国語併記。18.0x24.8cm。344ページ。原色写真・線画多数。ハードカバー。
本書は、Albert Pilat (1903-1974) のモノグラフ*以来約60年ぶりのヨーロッパ産チャヒラタケ属のモノグラフだそうだ。はじめの三分の一を総論に宛て、チャヒラタケ属研究略史、ミクロの形態、生態、近隣属との関係、分類史、筆者らが採用する亜属・節・列など属以下のランクなどを解説する。残り三分の二は種の記載。まずヨーロッパ産チャヒラタケ属全種、19種・6変種への検索表があり、そのあとは種の解説。種ごとにタイプ標本の種類、所在・標本番号、ラテン語の原記載・そのイタリア語訳・英語訳、種小名の意味、筆者らが行ったタイプ標本観察結果の再記載、筆者らの認識する種の新記載、コメントなどが書かれている。それぞれに原色生態写真、胞子や縁シスチジアの顕微鏡写真、走査電顕写真、顕微鏡図などがつく。解説にイタリア語に加え、英語を併記することにより学術書として普遍化を期し、さらに鮮明な生態写真に加え微分干渉顕微鏡写真や走査電顕写真を多く使い、優れたチャヒラタケ属専門図鑑に仕上げている。
  *Albert Pilat (1948) Monographie des especes europeenes du genre Crepidotus Fries

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3.“新紹介”
Huffrman, D.M., L.H. Tiffany, G. Knaphus & R.A. Healy (2008)
「Mushrooms and Other Fungi of the Midcontinental United States, Second Edition」
(米国大陸中央部のきのこと他の菌類、第2版)
  University of Iowa Press
価格4,660円 納期2週間以内(在庫)
英語。15.2x22.9cm。370ページ。本文中に原色写真多数。ペーパーバック。
本書は、アイオワ州・イリノイ州・ネブラスカ州・ミズーリ州・ミネソタ州・サウスダコタ州・ウィスコンシン州などの北米大陸中部に分布する大型菌類を解説する原色図鑑。子のう菌・担子菌・変形菌など合計248種を取り上げる。注目はこの第2版で追加された「Truffles and False Truffles」(トリュフ類とニセトリュフ類)*の章。この章では、子のう菌ではElaphomycetes, Genea, Hydonobolites, Stephensia, Tuber (T. gardneri, T. cf lyonii)など5属、担子菌ではHymenogaster, Hysterangium, Melanogaster, Octaviania, Pachyphloeus, Rizopogonなど6属、合計11属の地下生・半地下生菌をこの地域産標本の原色写真を付け解説する。
*Truffles(トリュフ類)は子のう菌の、False Truffles(ニセトリュフ類)は担子菌の、地下生または半地下生の丸い形の子実体を作る大型菌類を指す。

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4.“もう本書なしで菌類の分類を語ることはできない!”
Kirk, P.M, P.F. Cannon, D.W. Mimter & J.A. Stalpers (2008)
「Dictionary of the Fungi, 10th Edition」

(ディクショナリ オブ ザ ファンジャイ第10版) CAB International 
価格13,400円+送料500円(090907価格変更) 納期 2週間以内(在庫)

2009年1月文献案内

2009年1月文献案内
紙版を店主の佐野も会員の菌類懇話会の機関紙 「菌懇会通信200年1月」に載せています。
ご注文方法は「注文・支払方法・納期など」を参照願います。

考えるキノコ  考えるキノコ2  考えるキノコ3
1.“新紹介”
INAX BOOKLET 「考えるきのこ -摩訶不思議ワールド-」
2008、INAX出版
価格1,575円(税込み、送料別) 送料80円(メール便) 納期2週間(在庫)
日本語。21.1x20.6cm。72ページ。ほとんどが原色図版ページ。ペーパーバック。
INAXギャラリー大阪で巡回企画展「考えるキノコ -摩訶不思議ワールド-」が開催中だ(2月19日(木)まで。入場無料)。本書はこの企画展に併せて出版されたビジュアルな小冊子だ。小冊子ながら見応え・読み応えがある。記事の著者は、大舘一夫(「都会のキノコ」著者)、佐久間大輔(大阪市立博物館)、吹春俊光(千葉県立中央博物館)、飯沢耕太郎(「世界のキノコ切手」著者)などだ。 
 佐久間大輔 「世界のビジュアルキノコ狩り」ははっとするほど美しい原色写真でキノコの世界を案内してくれる。吹春俊光「近・現代博物誌に描かれたキノコ」は、18・9世紀の7点の貴重な外国のきのこ図譜と坂本浩然「菌譜」など4点の日本の図譜をたくさんの原色写真で解説する。
52-56ページは菌類に憑かれた二人、科学映画監督、樋口源一郎(1906-2006)と青木図版の製作者、青木実(1924-)の話だ。樋口氏は80歳を越えてからキャメラマン石井薫久(いしいしげひさ)氏(1945-2008)とコンビで科学映画「細胞性粘菌の行動と分化」(1992年科学技術映像祭内閣総理大臣賞)、科学映画「真正粘菌の世界」(1997年科学技術映像祭科学技術庁長官賞)、「菌と植物の共生」(1999年)、「きのこの世界」(2001年)と菌類をテーマとする科学映画を立て続けに作った驚異の方だ。 
巡回企画展「考えるキノコ -摩訶不思議ワールド-」は大阪のあと、名古屋2009 年3 月6 日(金)から5 月21 日(木)まで於ギャラリー名古屋、東京2009 年6 月4 日(木)から8 月8 日(土)まで於京橋INAXギャラリー1で開催。一見どころか二見・三見の価値あり。

SynopsisFungorum22.jpg
2.“新紹介”
Synopsis Fungorum 22,
2007, FugiFlora, Oslo, Norway
価格 3,710円(税込み、送料別) 納期 2週間(小部数在庫)
英語。15.0x22.5cm。146ページ、うち原色写真3ページ。本文中に顕微鏡図。
 FungiFloraは20・1世紀最高の硬質菌研究者といってもよいノルウエー、オスロ大学のRyvarden(リバルデン)教授が自分たちの研究成果出版のために自ら作った出版社だ。Synopsis Fungorumと名づけた叢書の出版を続ける。硬質菌に関心のある方には必携の叢書となっている。多くは一テーマ一書だが、この22は6本の論文集だ。メインは120ページにわたるK. Hjortstam & L. Ryvarden: Checklist of corticioid fungi (Basidiomycotina) from the tropics, subtropics, and the southern hemisphere(熱帯・亜熱帯、および南半球産コウヤクタケ類チェックリスト)だ。6論文合計でGymnopilus epileatumほか合計4新種、およびPalifer gamundiaeなど3新組合せを発表する。

SynopsisFungorum23.jpg
3.“新紹介”
Synopsis Fungorum 23,
2007, FugiFlora, Oslo, Norway
価格 3,710円(税込み、送料別) 納期 2週間(小部数在庫)
英語。15.0x22.5cm。111ページ、うち原色写真3ページ。本文中に顕微鏡図。
この23は南米産の硬質菌がテーマの6本の論文集だ。6論文合計でAtraporiella (polyporaceae), Ceraceopsisの2新属やAthelopsis bisporaなど10新組合せなどのほか、Amauroderma flabellatumなど合計22新種という多数の新種を発表する。

ColourIdentificationChart1.jpg  ColourIdentificationChart2.jpg
4. “ずいぶん以前に紹介”
Flora of British Fungi Colour Identification Chart」
(英国の菌類フロラ 色彩同定用カラーチャート)

Royal Botanic Garden Edinburgh
価格800円(税込み、送料別)、送料80円(メール便) 納期 2週間(在庫)
FLORA OF BRITISH FUNGI(英国の菌類フロラ)用に作られたもの。印刷ではなく退色しにくい顔料使用の84色のカラーチャート。1999年はじめて入手したが、年月の経過により台紙にしみができて使用に耐えなくなったので今回あらたに入手した。現在入手可能な菌類用のオーソライズされたカラーチャートとしては、 唯一のものではなかろうか。わたしのように台紙がしみだらけになった方に再入手をお勧めする。

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5.“再入荷!”
Christian, Josef (2008)
「Die Gattung Ramaria in Deutschland」 (ドイツのホウキタケ属) 
“ホウキタケ属に関心を持つすべての方にお勧め” 

価格15,790円(税込み、送料別) 納期 2週間(在庫)
ドイツ語、検索表は同一内容の英語版あり。種の記載にも英語の要約あり。17.5x24.5cm。352ページ。原色写真、走査電顕写真、線画など合計354図版。ハードカバー。ヨーロッパ産のホウキタケ属全種を豊富な図版と原色写真で解説する。

チチタケ属の栄養要求

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Oort, A.J.P. (1981)
Nutritional Requirements of Lactarius Species, and Cultural Characters in Relation to Taxonomy
(チチタケ属の種による培養形質および栄養要求の相違と種分類との関係)

North-Holland Publishing Co.
参考価格 6,090円(税込み、送料別) 在庫切れ中(入手不可)
英語。19x26cm。95ページ。本文内に図・表・原色写真。ペーパーバック。
 分離・培養に成功したチチタケ属30種の菌糸の成長度合いや、その中の6種の栄養要求の違いを実験し、それらの特徴と種の違いとの関連を検討し、本書にまとめた。

盤菌類プセウドムブロフィラ属

“売れました”
“チャワンタケの仲間に興味を持つは方必携!”
(2006年1月文献案内(2)で紹介)
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van Brummelen, J (1995)
A World-Monograph of the genus Pseudombrophila (Pezizales, Ascomycotina)
(世界に産するプセウドムブロフィラ属―子のう菌類、チャワンタケ目、のモノグラフ)

Libri Botanici, Vol. 14.
参考価格 10,310円(税込み)、送料別160円(メール便)、在庫切れ  
英語。17.1x24.0cm。117ページ。原色写真、顕微鏡写真、および線画多数。ソフトバック。
チャワンタケの仲間プセウドムブロフィラ属の世界中に産する種を網羅する専門図鑑。可能な限りのタイプ標本を検討し、また出来るだけ多くの生の標本も検討した。その結果、属を2節に分け、合計28種を認めた。うち4種は新種記載、17種は新組合せ。本書は、これらの種を検索表、多数の線画、8つの原色写真、17の白黒顕微鏡図をつけ、詳細に解説する。チャワンタケの仲間に興味を持つ方は必携の優れた専門図鑑。

Applied Mycology   

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Rai M. & P. Bridge (edits.) (2009)
Applied Mycology   (応用菌学)

CAB International
概算価格 13,100円(税込み、送料別)、納期2-3ヶ月(お取寄せ)
英語。17.2x24.4cm。336ページ。ハードカバー。
主要目次:右の「全文を表示」をクリック

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背着生のヒダナシタケ目

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Rattan, Sarjit S. (1977)
The Resupinate Aphyllophorales of the North Western Himalayas
(ヒマラヤ北西部の背着生のヒダナシタケ目) 

参考価格 14,000円(税込み、送料別) 納期 在庫切れ、受注後8-10週間
英語。14x23cm。427ページ。 本文中に白黒図多数、白黒写真8ページ。ハードカバー。
本書はインドとネパールに属するヒマラヤ北西部に分布する背着生ヒダナシタケ目のモノグラフ。12科198種を詳細記載する。うち20種は新種。また1新属6新組合せを提案する。
背着生のヒダナシタケ目は研究者も少なく、不明なことが多い。本書は貴重な1冊。

イタリアのテングタケ属

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Traverso, N. (1998)
Il Genere Amanita in Italia
(イタリアのテングタケ属)

参考価格 5,300円(税込み、送料別) 在庫切れ(入手不可)
イタリア語。17x24cm。182ページ。ソフトバック。原色写真、原色図、線画など多数。
 イタリア産Amanita(テングタケ属)87種・変種を豊富な原色写真・原色図・顕微鏡図を使い詳細解説する。形態的特徴をよく捉えた原色写真は、鮮明でまことに美しい。さらにRebaudengo氏のこれまた美しい水彩原色図が10図添えられている。付録にこれら87種・変種の形態的特徴を基にした分岐図が付く。この分岐図はテングタケ属の分類体系を理解するために大変役立つ。
 本書の特徴は、前半のテングタケ属の形態的特徴の解説にある。分類に重要な成菌の形態的特徴は、卵型の幼菌のどの部分がより多く成長し、どの部分がより少なく成長したかで生じることを図を使い、分かりやすく解説する。一口にツバがないといっても、①ツバの元であるpartial veil(内被膜)が柄に薄片状に残り一見ツバないように見える、②カサのヘリに付着するため柄にはツバがないように見える、あるいは、③ツボの中に明確にあるいは痕跡として内被膜が固着して残るので柄にはツバがないように見える、など原因が各種あることがわかる。カサのイボの有無やその形の違いもuniversal veil(外被膜)の性質の違いによって生じることが解説されている。
分類学は暗記ものだと嫌う方(小生もその一人)が多いが,本書のように形態的特徴が生じる原因にまで溯って解説すれば、より多くの人たちが関心を持つに違いない。その意味でお勧めの図鑑である。
なお、全ヨーロッパに産するテングタケ属を含むテングタケ連のモノグラフ的図鑑として「ヨーロッパの菌類第9巻 テングタケ連 」がある。

アカダマタケ?

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10月16日(日)実家近くの、忠臣蔵で知られる兵庫県赤穂市の赤穂市民の森に行ってきました。地上性のきのこはほとんどなかったのですが、佐野が好きな地下生菌はありました。スダジイが優先する照葉樹林の落ち葉を丁寧に取り除くと、出てきました、黒い断面が特徴のMelanogaster属(メラノガステル属)の仲間が3個(写真上)。この属は世界で29種、日本ではアカダマタケ(M. intermedius) が有名です。 実家には顕微鏡がないので、とりあえずアカダマタケ?Melanogaster sp.としておきましょう。
少し離れたスダジイの近くでは別の地下生菌が取れました(写真下)。白色の表皮が触れると青変すること、グレバも青変し、さらに褐色に変わっていくことなどからChamonixia属(シャモニキシア属=クロツブタケ属)のようです。地上性のきのこであったときの柄の名残が見えます。この属は世界で9種、日本ではアイゾメクロツブタケ=イロガワリクロツブタケ(C. mucosa)が採集されていますが、顕微鏡が使えないのでとりあえずChamonixia sp.としておきましょう。ほかに直径3mmほどの表皮が白い地下生菌1個が取れました。Hymenogaster属(ヒメノガステル属)の1種と思われますが、小さすぎてわかりません。
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今回EOS Kiss Digital Nを使って初めてきのこを撮影しました。銀塩カメラ用に買ってあったシグマの50mmマクロレンズを使いました。最初オートフォーカス+プログラムオートで撮影しピンボケですべて失敗、PENTAX LXのときの撮影手順を思い出し、マニュアルフォーカス+絞りを絞った露出優先オートで撮りました。リモートコードを持っていたのですが、恥ずかしいことに使い方が分からず、セルフタイマーでの撮影となりました。ピントも甘く満足行くものではありませんが、珍しい地下生菌なのでご覧いただければ幸甚です。
PS:1.佐野書店の紹介:工事中です。2.10月文献案内:10月30日ごろ掲載予定。新刊・新紹介を約4点案内予定。

きまぐれ生物学

久しぶりのホームページ紹介です。
今回は慶應大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の仲田崇志先生の「きまぐれ生物学」です。生物の系統分類を主とするレベルの高い内容のホームページです。佐野も時々アクセスして新しい情報を吸収させていただいています。「新刊案内」も佐野書店の文献案内よりはるかに深い内容の解説です。
 
「きまぐれ生物学」:http://www2.tba.t-com.ne.jp/nakada/takashi/index.html

 佐野が仲田さんとはじめて出会ったのは今から7・8年前でしょうか、日本変形菌研究会の観察会が神奈川県三浦半島の神武寺で開かれたときです。そのとき彼は理学部の学部学生でした。変形菌のことはもちろん生物学全般について幅広い高度な知識をもたれていることに驚きました。以後、何度も変形菌研究会の観察会に参加されましたが、専攻を微細藻類に決められてからは変形菌研究会のほうにはあまりこられなくなりました。しかし、変形菌に対する関心はまだまだお持ちだということが最近の雑記をみて分かり、うれしくなりました。
2013年10月8日からの訪問者数
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佐野書店 佐野悦三

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