フウセンタケ新種、希産種

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Moser, M. (2001)
Vol. 15 Rare, debated and new taxa of the genus Cortinarius (Agaricales)
(第15巻 フウセンタケ属の新種、希産種ならびに論議のある種)

価格 2,700円(税込み、送料別)
納期 2週間
英語。57ページ、うち水彩画原色図版11ページ、顕微鏡図多数。
大菌学者モーゼル先生の新著。Cortinarius pseudocompar M.M. Moser spec. nov.およびC. citrinofulvescens M.M. Moser spec. nov.の2新種を新記載。他に4亜種・品種を新記載。

エルセビア菌類・植物病原菌辞典

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Wrobel, M. & G. Creber (1998)
Elsevier’s Dictionary of Fungi and Fungal Plant Diseaes, Latin, English, German, French, Itaian
(エルセビア菌類・植物病原菌辞典、ラテン語・英語・独語・仏語・イタリア語)

価格 21,300円。
納期 2週間(在庫のみ)
英語。17x24.5cm。400ページ。ハードバック
本辞典は、食用菌や植物病原菌など5,156種の菌類を学名(ラテン語)をキーに、英語・独語・仏語・イタリア語の4か国語でなんと呼ぶかを解説したもの。巻末には4カ国語の索引が付くので、どの言葉からでも探すことが出来る。たとえば、あの香り高いマツタケはイタリアでは「Matsutake」と呼ばれていることが分かる(なーんだ、マツタケをローマ字に直しただけではないか)。さらに英語、ドイツ語、仏語ではなんと呼ぶかが書かれてあり、時間が出来たときなどにめくってみると、なかなか面白い発見がある。

スペイン・ヤマイグチ属

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Jpse Antonio Munoz (2000)
Vol.13 El genero Leccinum S.F. Gray en el Norte de Espana
(第13巻 スペイン北部のヤマイグチ属)

価格 2,700円(税込み、送料別)納期 2週間
スペイン語。47ページ。
Leccinum scaburum、 L. scaburum v. melaneum, L. roseofractum, L. nucatum, L. variicolor, L. brunneogriseolum, L. cyaneobasileucum, L. umbrinoides, L. duriusculum, L. duriusculum fo. robustum, L.versipelle, L. aurantiacum, L. quercinum, L. corsicum, L. crocipodium, L. carpiniなど14種・1変種・1型を取上げる。

北イタリアの子のう菌

“在庫切れ。お取寄せ”(2012年7月25日)
FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Giorgio Baiano, MarioFilippa & Domenico Garofoli (2000)
Vol. 12 Ascomiceti interessanti del Nord Italina
(第12巻 北イタリアの興味深い子のう菌)

価格 2,700円(税込み、送料別)、“在庫切れ。お取寄せ”
イタリア語。74ページ。
希産のPeziza merdae, P. acroornata, P. coquandi, P. saliciphila, P. luteloflavida, P. maximovicii, P.azureoides, phelobospora, P. pseudovesciculosa, P. brunneoatra, P. irina, Helvella aestivalis, H. branzeziana, H. confusca, Spooneromyces helveticus, Microstoma protractaなどを取上げる。 Helvella aestivalisのネオタイプを指定した。

バルセシア地方・新種と希産種

“在庫切れ。お取寄せ”(2012年7月25日)
FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Jamoni, P.G. (2001)
Vol. 14 Reperti rari e nuovi della zona montana e subalpina della Valsesia
(第14巻 イタリアのバルセシア地方の山地および亜高山帯の新種と希産種の報告)

参考価格 2,700円(税込み、送料別)、“在庫切れ。お取寄せ”
イタリア語。60ページ、うち原色写真・図8ページ。
Peziza danielii Jamoni spec. nov.およびOtidea mirabilis bolognini & Jamoni spec. nov.、Alnicola bohemica (Vel.) Kuhn. & Maire fo. Gracilis Jamoni fo. nov. の3新種・新品種を新記載。他にPeziza, Psilopezia, Entoloma, Simocybe属の本地方産希産種を詳細記載。

チェコ・スロバキアの菌類

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
「画像なし」
Vladimir Antonin & Pavpl Skubla (2000)
Interesting macromycetes found in the Czeh and Slovak Republics
(第11巻 チェコとスロバキア共和国の興味深い大型菌類)

価格 2,700円(税込み、送料別)
納期 2週間
英語。46ページ。
Pluteus favrei, Gymnopilus josserandii, Hygrophoropsis aurantiaca var. robustaの2新種/1新変種を記載。Hemimycena delectabilis var bisporaの新組合わせを提案。上記を含めチェコとスロバキア産12種、および西アフリカ、ベニン産のGymnopus luxuriansの異常型の合計13種を取上げる。

レプトニア亜属研究

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Vesterholt, J. (2002)
Vol. 21 Contribution to the knowledge of species of Entoloma subgenus Leptonia
(第21巻 イッポンシメジ属レプトニア亜属研究)

価格 3,300円
納期 2週間
英語。17x24cm。ペーパーバック。64ページ、うち原色写真20ページ。
北欧の寒帯草地に産するレプトニア亜属40種を著者創案の検索表を付け詳細解説し、40種すべての鮮明な大型の原色写真を1ページ2種づつ載せる。本亜属を環境指標種として使えるように、アマチュアにも同定可能にするため、顕微鏡的特徴を使わず、外形的特徴から検索できる検索表を著者が創案した。

イタリア半島の菌類

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Marco Contu & Salvatore La Rocca (1999)
Vol. 9 Funghi della zona mediterranea insulare italiana
(第9巻 イタリア半島地中海地域の菌類)

価格 2,700円(税込み、送料別)
納期 2週間
イタリア語。48ページ。
Omphalina meridionalisを新種記載する。 Pseudoomphalina graveolensの新組合わせを提案。Clitocybe osmophora, Collybia luxurians, Cortinarius impolitus, C. psathyrobtusus, Galerina meridionalis, Hebeloma erumpens, Hohenbuehelia mastrucata, Lyophyllum buxeum, L. littoralis, Marasmiellus dealbatus, Psathyrella pseudogordonii, Volvariella nigrovolvacea, Geoglossum barlae及びPlectania rhytidiaを取上げる。

希産・興味深いベニタケ属

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Patrick Reumaux (1999)
Vol. 8 Russules rares ou meconnues
(第8巻 希産・興味深いベニタケ属の種)

価格 2,700円(税込み、送料別)
納期 2週間
仏語。56ページ。
Russula adalbertii, R. subfurcata, R. ulixis, R. mustelinicolor, R. atrofusca, R. olivaceomalvaの6新種を記載。 R. sublongipes, R. subpurpurea, R. clementinae, R. adustaほか合計24種を取上げ検討を加えた。 

ランゾーニ標本館の標本

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Vol. 7 Lanzoni, Gianbattista et al. (1999)
Specie interessanti dell’erbario Lanzoni
(第7巻 ランゾーニ標本館の興味深い標本)

価格 2,700円(税込み、送料別) 納期 2週間
イタリア語。64ページ。
1988年に亡くなったイタリアの菌学者ランゾーニ標本館の標本から、Resupinatus applicatus, R. trichotis, Hohenbueheila unguicularis, Micromphale foetidum, M. indorumu, Cortinarius paragaudis, C. privignoides, C. rigens, Bovista aestivalis他を取上げる。

2005年12月文献案内(2)

2005年12月23日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
在庫や価格についてはお問合せください。
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3.“新紹介“Persoonia 18巻3号 (2004)  
価格 4,000円(税込み、送料別) 
納期 2週間
英語。16.0x24.1cm。163ページ、うち原色写真2ページ。ペーパーバック。
オランダ国立博物館の発行する菌類学雑誌の最新号。10論文を載せる。
興味深い論文は次の通り。(1) Chlorogaster dipterocarpi A new peristomate gasteroid taxon of the Sclerodermataceae (マレーシア、サバで採集された地上性腹菌類の新属新種)。(2) A comparison of the application of a biological and phonetic species concept in the Hebeloma crustuliniforme complex within a phylogenetic framework. (ヨーロッパ北西部産のオオワカフサタケ複合種を材料に、交配実験で得られた22の生物学的種を、遺伝子分析で得られた類縁関係、および形態の違いなどを検討し、結論として4種を認め記載した)。他にクレマンソン先生のきのこの子実体組織の形成過程を研究した、図版いっぱいの2論文が興味深い。

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4.“新紹介“Synopsis Fungorum 20 (2005)  
価格 3,710円(税込み、送料別) 
納期2週間 (硬質菌に興味のある方は必携)
英語。15.0x22.6cm。99ページ。ペーパーバック。
硬質菌の大家、オスロ大学のリバルデン先生自身が設立の出版社の出版。次の6論文からなる論文集。
(1) Corticoid fungi (Basidiomycotina, Aphyllophorales) from Graskarr, Vastergotland, Alingsas, Sweden.
(2) Notes on the genus Epithele from tropical South America (Basidiomycotina, Aphyllophorales).
(3) New taxa and new combinations in tropical corticioid fungi (Basidiomycotina, Aphyllophorales)
(4) Studies in corticioid fungi from Venezuela 2 (Basidiomycotina, Aphyllophorales). 
(5) The genus Tyromyces in tropical Africa
(6) New and interesting polypores from Uganda。
6論文合計で3新属と17新組合せを提案し、20種、1亜種を新種記載する。
(本書の情報は服部力先生からいただいた)

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5.***佐野書店ベストセラー***
池田良幸(2005)「北陸のきのこ図鑑」

在庫減少中。注文受付中。価格15,000円(税込み、送料サービス) 納期最大2週間

希産・興味深いイグチ科

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Vol. 6 Simonini, Giampalo (1998)
Qualche specie rara o poco conosciuta della Famiglia Boletaceae
(第6巻 希産または興味深いイグチ科の菌類)

価格 2,700円(税込み、送料別) 納期 2週間
イタリア語。56ページ。
Boletus torosus, B. xanthocyaneus, B. comptus, Xerocomus ferrugineus, X. dryophilus, X. rubellus, X. pruinatus, Chalciporus hypochryseus, Suillus mediterraneensis, S. bovinoides他を取上げる。

2005年12月文献案内(1)

2005年12月24日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
在庫や価格についてはお問合せください。
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1.新紹介” Munos, Jose Antonio (2005)
Fungi Europaei Vol. 2 Boletus s.l. (excl. Xerocomus)
(ヨーロッパの菌類第2巻 広義のイグチ類。アワタケ属を除く)
 
価格 15,690円(税込み、送料別)
納期 2週間 (イグチ類に興味を持つ方には必携)
スペイン語、一部英語併記。18.0x24.7cm。951ページ。うち原色写真227ページ、原色図94ページ。線画本文中に多数。ハードバック。 
ヨーロッパ産イグチ類を網羅する1千ページもの大図鑑が出版された(アワタケ属は第8巻として出版されたのでこの巻には含まれていない)。5科12属110種を、スペイン語・英語・イタリア語の三ヶ国語で書かれた検索表、原色写真、原色図、顕微鏡図に加え、新種記載時のラテン語記載文もつけ詳細に解説する。Molecular Systematics of Boletoid Fungi(イグチ類の分子系統分類学)と題するスウエーデン農業科学大学のU. Eberhard 氏とA.F.S. Tayor氏の9ページにわたる英語の共著解説を載せ、遺伝子による最新の系統分類の情報も提供する。227ページにわたる特徴をよく捉えた原色写真がすばらしい。それ以上に94ページにわたる手書きの原色図はボタニカルアートの域に達しており見ごたえがある。線画による顕微鏡図も充実している。このシリーズは出版されるたびに、その見事さに感動する。

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2.“新紹介“ Young, A.M. (2005)
Fungi of Australia Hygrophoraceae
(オーストラリアの菌類ヌメリガサ科)
  
価格12,510円(税込み、送料別)
納期2週間 (ヌメリガサ科を知るには必携)
英語。18.2x25.8cm。179ページ。原色写真60、線画51、分布図92。ハードバック。
オーストラリアの全菌類を網羅すべく1996年に出版が始まったFungi of Australiaは、既刊4冊すべてが総論であった。今回初めての各論となるHygrophoraceae(ヌメリガサ科)が出版された。
本書にはオーストラリア産ヌメリガサ科4属92種が検索表、原色写真、顕微鏡図、分布図をつけて詳細に記載されている。類似種との区別点も親切に解説されている。なお、本書で1種が新種記載され、8新組合せが提案された。

キシメジ属

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreria Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Vol. 5 Riva, Alfredo (1998)
Tricholoma (Fr.) Staude
(第5巻 キシメジ属)

価格 2,700円(税込み、送料別) 納期 2週間
イタリア語、44ページ。
同じ著者のモノグラフ「Fungi Europaei Vol. 3 Tricholoma(Fr.) Staude 」(ヨーロッパの菌類第3巻 キシメジ属) (1988)*をアップデートする目的で書かれた。Tricholoma chyrysophyllumを新種記載し、T. nauseosum fo. Gracilis, T. ezcarayense, T. nauseosum, T. rufenum, T. scalpturatum fo. Album, T. equestre var. albipes他を取上げる。注:*2003年に追捕が出版された。

2005年11月文献案内

2005年11月23日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
在庫や価格についてはお問合せください。
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1.“新紹介”
Noordeloos, M.E., Th.W. Kuyper & E.C. Vellinga (Edit.) (2005)
Flora Agaricina Neerlandica Vol. 6
(オランダのハラタケ類フロラ第6巻)

価格8,970円 納期2週間 
英語。21.8x29.2cm。227ページ。線画多数。ハードバック。
この第6巻は、既刊と出版社が異なり、英国Taylor & Francisグループ、CRC Press社の出版である。出版社の変更とともに、廉価なペーパーバック版が廃止された。
第6巻は、Coprinaceaeヒトヨタケ科のCoprinusヒトヨタケ属、Bolbitiaceaeオキナタケ科のConocybeコガサタケ属、Pholiotinaツチイチメガサ属、およびAgrocybeフミヅキタケ属の合計2科4属を記載する。種の数はヒトヨタケ科126種、オキナタケ科は新種を含む140種である。
全227ページのうちヒトヨタケ属の解説が90ページとほぼ40%を占める。担当は2003年5月に亡くなったUlje氏である。ご承知のようにヒトヨタケ科およびヒトヨタケ属の分類体系は、遺伝子分析の結果、大幅な変更を求められている。本書は、形態を元に同定するという観点から、ヒトヨタケ属は多系統であることを前提に、伝統的なヒトヨタケ科およびヒトヨタケ属を認める。Note from the EditorsでReadhead 氏らの提唱する分類体系不採用の理由を説明する。彼らの提唱する学名を種の記載部分に併記し読者の便を図っている。
本書をざっとご覧になったヒトヨタケ属分類の第一人者、千葉県立中央博物館の吹春俊光先生から、「Coprinus は、亡くなったUljeさんのお仕事の集大成ですね。元のPersoonia の図版と子実体などは,完全に別の詳細な図に置き換わっており、顕微鏡の図も書き直してあるものもあるようです。元のものより、わかりやすくなっているようです。学名の下にReadhead 氏らによって変更された学名がつけてあり,より便利になっていますね」というコメントをいただいた。
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2.“新紹介” Rayner, R.W. assited by R. Watling & E. Turnbull (2005)
Russulaceae: Lactarius. British Fungus Flora 9
(英国の菌類フロラ第9巻 ベニタケ科:チチタケ属)

王立エジンバラ植物園  
価格3,750円 納期2週間
英語。15.6x24.5cm。203ページ。線画多数。ソフトバック。カラーチャート付き。
やっと出版された。英国産チチタケ属を6節に分け、66種・変種を詳細解説する。類似種との違いに説明を割く。検索表も充実。付録のカラーチャートは、他のきのこの記載にも利用できる。ただ、図は線画しかなく、類似種の多いチチタケ属には原色図版がほしい。
British_Fungus_Flora_1.jpg
3.“新紹介”Watling, R. & A.E. Hills assisted by E. Turnbull (2005)
Boletes and Their Allies Revised and enlarged edition. British Fungus Flora 1
(英国の菌類フロラ第1巻 イグチ類とその仲間 改訂・拡大版) 

王立エジンバラ植物園出版  
価格3,750円 納期2週間
英語。15.6x24.5cm。203ページ。線画多数。ソフトバック。カラーチャート付き。
1970年の第1版を全面的に改訂・充実させた。英国産イグチ類19属91種を詳細に解説する。発生環境の解説が詳細で親切。検索表も充実。巻首には本書の採用するイグチ類の最新の分類体系が表にされている。巻末にはホスト植物別の発生種一覧表があり、採集や同定の手がかりになる。最新の情報や体系に基づくイグチの世界を知ることが出来る。お勧めの一冊

4.“再紹介” British Fungus Flora(英国の菌類フロラ)、既刊を案内します。
Vol. 4 Pluteaceae (絶版書。佐野書店在庫2冊。早いもの順) 価格5,640円
Vol. 5 Strophariaceae & Coprinaceae p.p. 価格2,820円
Vol. 6 Crepidotaceae, Pleurotaceae and other pleurotoid agarics 価格3,230円
Vol. 7 Cortinariaceae p.p.  価格3,230円
Vol. 8 Cantharellaceae, Gomphaceae and xeruloid and amyloid-spored members of Tricholomataceae (excl. Mycena) 価格3,750円

5.***佐野書店ベストセラー***池田良幸(2005)「北陸のきのこ図鑑」*** 
引き続き注文受付け中。
価格15,000円(送料サービス) 納期最大2週間(在庫)。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

シビレタケ属他

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreria Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Vol. 4 Machiel E. Noordeloos (1998)
Pholiota, Psilocybe and Panaeolus
(第4巻 スギタケ属・シビレタケ属・ヒカゲタケ属)

価格 2,700円 納期 2週間
英語。48ページ。
Pholiota subsquarrosa, P. mixtraのスギタケ属2種, Psilocybe apelliculosa, P. leteonitens, P. moelleri, P. merdaria, P. subcoprophila, P. fuimetaria他シビレタケ属の12種、およびPanaeolus subfirmus, P. alcidisを取上げる。

2005年10月文献案内

2005年10月31日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
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1.新紹介”Sarnari, Mauro (2005)
Monografia Illusrata del Genere Russula in Europa Tomo Secondo
(ヨーロッパのベニタケ属図譜第2巻)

価格 19,980円(税込み、送料別)
納期 2週間 (ベニタケ属をもっと知りたい方には必携)
イタリア語。18.0x24.7cm。740ページ+16原色図版。ハードバック。
待たれていた第2巻が出版された。ページが807ページから始まることからも第1巻と一体をなすことが分かる。第1巻・2巻合計1,568ページもの巨大なヨーロッパ産ベニタケ属図鑑が完成した。フランス、パリ自然史博物館のBart Buyck先生がSarnari先生の提唱するベニタケ属分類体系は、最近の遺伝子分析による結果と矛盾しないと前書きで力説している。
第2巻にはJacob Christian Schaeffer (1718-1790)(Russula Monographie 1993/1952の著者Julius Schafer :1882-1944とは別人)から始まるベニタケ属研究史が、研究者の肖像写真入りで29ページにわたり解説されている。
既刊
Monografia Illusrata del Genere Russula in Europa Tomo Primo
(ヨーロッパのベニタケ属図譜第1巻)

価格 14,800円(税込み、送料別)
納期 2週間(在庫切れの場合2.5ヶ月)
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2.“新紹介“ Vesterholt, Jan (2005)
The genus Hebeloma. Fungi of Nothern Europe Vol. 3
(北ヨーロッパの菌類第3巻 ワカフサタケ属)

価格 7,340円(税込み、送料別)
納期 2週間
英語。16.5x23.7cm。146ページ。原色写真多数。顕微鏡図多数。ソフトバック。
北ヨーロッパに産するワカフサタケ属全種、合計47種を、検索表をつけ、美しい原色写真と顕微鏡図つきで詳細解説する。ただHebeloma domardianumは採集例が一度しかなく手書き図である。ナガエノスギタケ=H. radicosumも載っている。その記載の元になった標本と写真はデンマーク産である。解説には、窒素化合物の存在、たとえばハタネズミ(vole)の巣の中などを好むと書いてある。はたして本当にハタネズミの巣からナガエノスギタケが発生したのであろうか?本書には書かれていないが、モグラのいないノルウエーでは2004年、アナグマの巣の前でナガエノスギタケが見つかったという。
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3.“新紹介“Charbonnel, J (1995)
Les Reactifs Mycologiques Tome 1 Les reactifs macrochimiques
(菌類の試薬反応第1巻 肉眼的試薬反応)

著者自身による出版 
価格 この番号3の第1巻と次の番号4の第2巻、合計2冊セットで19,870円(税込み、送料別) 
納期2週間  (きのこの実践的同定法に興味を持つ方にお勧め)
フランス語。24.0x27.0cm。334ページ。ソフトバック。
試薬による呈色反応がきのこ同定の有力な方法として以前から使われてきており、今も同定の重要な手がかりを得るために使われている。本書はきのこの同定に有用な試薬およびその反応をまとめたものである。第1巻は肉眼的試薬反応に用いられる48種の試薬の成分、作り方、保管方法などを詳細に解説し、これらの試薬を使った23属におよぶきのこの呈色反応の違いを解説する。
Les_Reactifs_Mycologiques2_Micro.jpg
4.“新紹介“Charbonnel, J (2004)
Les Reactifs Mycologiques Tome 2 Les Reactifs Microchimiques
(菌類の試薬反応第2巻 顕微鏡下の試薬反応)
  
価格 上の番号3の第1巻とこの番号4の第2巻、合計2冊セットで19,870円(税込み、送料別) 
納期2週間 (きのこ実践的同定法に興味を持つ方にお勧め) 
フランス語。24.0x27.0cm。289ページ。ソフトバック。
第2巻は顕微鏡レベルのミクロの試薬反応に使われる試薬とその反応の種類を解説する。解説する試薬の種類は89種に達する。シチジア、クリソシスチジア、キューティクル、子のう、担子器などの組織別や、きのこの属・種別に、使用する試薬の種類、反応などを解説する。

5.***佐野書店ベストセラー***
池田良幸(2005)「北陸のきのこ図鑑」 
引き続き注文受付中。価格15,000円(税込み、送料サービス)納期最大2週間(在庫)。


6.他の新刊紹介予定:次の新刊が到着中。
来月以降、順次紹介予定。(お急ぎの方はご注文請う)
・Flora Agaricina Neerlandica Vol. 6
・British Fungus Flora 9/ Russulaceae: Lactarius
・Fungi Europaei Vol. 2 Boletus s.l.
・A World Monograph of the genus Cheilymenia  
・British Fungus Flora Part 1. Boletes and their Allies Revised and enlarged addition ほか

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

希産・興味深いベニタケ属

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
Fungi_Non_Delineati_1_Russule_rare.jpg
Vol.1 Mauro Sarunari (1997)
Russule rare o interesssanti
(第1巻 希産・興味深いベニタケ属の種)

価格 2,700円(税込み、送料別) 納期 2週間
イタリア語。31ページ。
Russula taigarum, R. brunneviolacea, R. poichilochroa, R. subterfurcata, R. zavarae var. zavarae, R. zavarae var. pusillaを取上げる。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

2005年9月文献案内

2005年9月25日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
A_Monograph_of_Clavaria_and_Allied_Genera.jpg
1.新紹介” Corner, E.J.H. (オリジナル1950、復刻版2005)
A Monograph of Clavaria and Allied Genera
(シロソウメンタケ属およびその関連属モノグラフ) 

価格 24,950円(税込み、送料別)
納期 2週間 
(ホウキタケの仲間を知りたい方には必携)
英語。17.0x24.5cm。740ページ+16原色図版。ハードバック。カバー付き。
ホウキタケ類研究に必須であるにもかかわらず、古本でも入手が難しかった本書が復刻された。
本書はコーナー先生が1925年にホウキタケ型きのこの研究を始めてからの20年余りの成果をまとめたモノグラフ。
先生は、顕微鏡的菌糸構造を元に分類するという考え方を元に、ホウキタケ型きのこの既存の分類に大鉈を振るった。属が細かく分けられる一方、多くの種がシノニムとして整理された。その結果、属は27属に分けられ、実物で確認した種180種と文献だけで確認した360種の合計540種がホウキタケ型きのことして認められた。また、「ホウキタケ型きのこは多系統である」との現代にも通じる考えから、属以上の上位分類群はあえて設けられていない。遺伝子分析など便利な手法のない当時にあって、ホウキタケ型きのこの分類を進化の系統をたどる自然分類に可能な限り近づけたいという努力をされたコーナー先生に敬意を表したい。
池田良幸(2005)北陸のきのこ図鑑には「ホウキタケ科の分類は世界的に流動的で、国内産既知種も類似種が次々と現れ、混乱状態である」と書かれている。しかし、8月文献案内で紹介したLegon, N.W. & A. Henrici (2005)Checklist of the British & Irish Basidiomycota (イギリスとアイルランド産担子菌門チェックリスト)(キュー植物園)のように、ヨーロッパ各地では、既存の標本や文献にあたり、その地域の菌類の多様性を記録・保存していく活動が、ホウキタケ類も含め着実に行われているのが実情である。こまかな形態の違いに目を奪われ混乱し、種分類を放棄した日本のホウキタケ分類の現状は悲しい。

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1-2. “再紹介” Corner, E.J.H. (オリジナル1970 、復刻版2005)
Supplement to “A Monograph of Clavaria and Allied Genera”
(シロソウメンタケ属およびその関連属モノグラフ 続編)

Beihefte Zur Nova Hedwigia Heft 33  
(ホウキタケ型菌に興味を持つ方は必携) 
価格 12,605円
納期 2週間 (在庫僅少、在庫切れの場合10-12週間)
英語。16.0x23.5cm。298ページ+白黒図版4。本文内に線画63。ハードバック。カバー付き。
番号1の1950年発行のモノグラフでは種として認めた540種のうち実物で確認した種は180種にとどまった。その後、研究環境の改善により、多くのタイプ標本を検討することが可能になり、標本もさらに集まったので、これらから得られた新知見を元に、この続編が出版された。本書では科が新たに設けられ、検索表も一新された。

Genera_of_Endogonales.jpg
2.“新紹介“Yao,Y.-J., D.N. Pegler & T.W.K. Young (1996)
Genera of Endgonales
(エンドゴウン目の属)

Royal Botanic Gardens, Kew  
価格 6,560円(税込み、送料別) 
納期 2週間 (地下生菌に興味ある方は必携)
英語。15.5x24.8cm。229ページ、うち白黒図版29ページ。ソフトバック。
エンドゴウン目は、「Pea Truffles」(豆トリュフ)と呼ばれる小さな球形の子実体を地中の浅いところ、もしくは地面すれすれのところにつくる。本書は、このエンドゴウン目の包括的解説書で、地下生菌に興味ある方には必携の文献である。
本書は、まずエンドゴウン目研究史を解説し、エンドゴウン目およびエンドゴウン科を再定義し、この科に含まれる9属への検索表2つを提供する。各論部では9属にわたる種を詳細解説し、既知種のタイプ標本を詳細検討し再記載する。巻末には、29ページにわたる走査電顕と光学顕微鏡による顕微鏡写真がある。
日本では出川洋介博士(神奈川県立生命の星.地球博物館)が本菌群の専門家であり、新種記載もしている。標本が採集できたら彼に教えを請うのもよい。  
なお、本書の扱うエンドゴウン目は、接合胞子をつくることから接合菌類(門)(Zygomycota)と呼ぶ菌群に属する。しかし、分子系統解析の結果、接合菌類は多系統・側系統のものが混在することが分かり、エンドゴウン目を門に格上げし、エンドゴウン門(Endogomycota)とする考え方も出てきた。

3.***佐野書店ベストセラー***池田良幸(2005)「北陸のきのこ図鑑」*** 
引き続き注文受付中。

価格 15,000円(税込み、送料サービス) 
納期 最大2週間(在庫)。

イグチ属・アセタケ属

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
Fungi_Non_Delineati_3_Boletes_e_Inocybe.jpg
Vol. 3 Alessio, Carlo Luciano (1998)
Boletus et Inocybe 
(第3巻 イグチ属・アセタケ属)

価格 2,700円(税込み、送料別)納期 2週間
イタリア語、40ページ。
Boletes purpureus, B. xantocyaneus, B. rhodxanthus B. amaranthus, Inocybe flocculosa, I. albidodisca, I. inodora, I. chinerascentipesを取上げる。美しい手書き原色図が種の特徴を表す。

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2005年8月文献案内

2005年8月29日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
Checklist_of_the_British__Irish_Basidiomycota.jpg
1.“新紹介”Legon, N.W. & A. Henrici (2005)
Checklist of the British & Irish Basidiomycota
(イギリスとアイルランド産担子菌門チェックリスト)
  
Royal Botanic Gardens, Kew (キュー植物園発行)
価格 8,670円(税込み、送料別) 
納期 2週間(追加分到着済)
英語。21x30cm。534ページ。ペーパバック。
菌類をもっと知りたいと思いながらも、情報の海に溺れかけている人、反対に情報の砂漠をさ迷っている人にとって、まさに救助隊に救われた思いになる待望の参考書である。
学名は、研究の進展とともに、他の種と同一種であることが分かったり、ひとつの種が分けられたり、さらには属が変わったりなどして、変更されることが多い。その結果、今、どの学名が有効なのか迷うことが頻繁に出てくる。そのような時、本書を参照すれば、迷いがいっぺんに解決する。
本書は、イギリスとアイルランド産に限られてはいるが、担子菌門の菌類を対象に、現在の有効学名とその著者名・文献名・発表年、シノニムなどに加えて、その種の発生環境、発生基質、参考にすべき記載文や図版のある文献名などを網羅した優れものである。
文献に現れた16500の名前から、有効名として担子菌綱約3177種・亜種、サビキン綱約342種・亜種、クロボキン綱151種・亜種、合計約3670種・亜種を載せる。標本にもあたっており、信頼性は高い。
今度は、全世界に産する菌類を網羅したものを、分類群ごとでよいから出版して欲しいものだ。

Fungi_Down_Under.jpg
2.“新紹介”Grey, P.M. & E. Grey (2005)
Fungi Down Under: the Fungimap Guide to Australian Fungi
(地球の反対側の菌類:オーストラリアの菌類ガイド) 
 
価格 3,100円(税込み、送料別)
納期 2週間

英語。15x21cm。146ページ。原色図版多数。分布図多数。ペーパーバック。
オーストラリアで100種のキノコの分布を調査しようというFugimap(ファンジャイマップ)というプロジェクトがある。事務局を首都にある国立メルボルン植物園に置き、オーストラリア中のたくさんのキノコ愛好家がボランティアで協力している。
本書は調査対象の100種のキノコを一般の人でも容易に同定できるよう、美しい原色写真と分布図とでわかりやすく解説した図鑑である。
100種のキノコは、かさのあるキノコや腹菌類、硬質菌、子のう菌などの中から、オーストラリアを代表するもので、しかも野外で普通に見られる種類から選ばれている。もっともフウセンタケ属のCortinarius symeae、テングタケ属のAmanita austroviridis、多孔菌のFlabellophora superpositaなどのように、これまでに1・2回しか発生記録がない珍しいものもある。
珍菌以外の興味深い種には、カゴタケの仲間の2種、クチベニタケの仲間の2種、内陸の砂漠地帯にのみ産する腹菌のPodaxis 属とSchizostoma属の各1種、 タスマニア島のみに産し、ほぼ地下性菌化したClaustula属の1種などのほか、写真家の伊沢さんがワギナタケと呼んだ周りに剛毛をはやした肉ピンク色のチャワンタケCookeina属の1種がある。もちろんミナミブナに発生し食用にもなる有名なキッタリア属の1種もある。

20050829004051.jpg
3.“新紹介” Halling, Roy E. & Gregory M. Muller (2005)
Common Mushrooms of the Talamannca Mountains, Costa Rica
(コスタリカ、タラマンカ山脈の一般的なきのこ

Memoirs of the New York Botanical Garden Vol. 90
The New York BotanicalGarden (ニューヨーク植物園発行)
価格 4,260円(税込み、送料別)
納期 2週間

(テングタケ属やイグチの仲間に興味を持つ方には必携)
英語。27x23.5cm。195ページ。原色図多数。スパイラルバウンド。
タラマンカ山脈は中米、コスタリカ中部にある長さ300kmにわたる山脈である。3千メートル級の山々があり、標高2000メートルまでは熱帯雨林、2000メートルから3000メートルはコナラ属が優先する冷涼多湿な熱帯山地林になっている。
本書は、この熱帯山地林に産する菌根菌を中心に10科101種を美麗な原色写真とともに詳細に解説する。掲載種数は少ないが、検索表もあり、本格的な図鑑の体裁になっている。
菌根菌は67種に及び、イグチの仲間(26種)やテングタケ属(8種)、キツネタケ属(6種)が多い。common=一般的・普通の、と題されているが、Amanita conara, A. costaricensis, A. talamancae, Leccinum monticola, L. neotropicalis, L. talamancaeなど、多くは特産種である。一方、Xerula hispidaなど、特産種として発表されたが、後に東アジアにも分布することがわかった種も載っている。

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4.“再紹介“Ainthworth and Bisby's Dictionary of the Fungi, 9th Edition
価格13,640円(2007年3月24現在。税込み、送料別)。納期 2週間
通称ディクショナリイ オブ ファンジャイと呼ばれる菌類愛好家必携の菌学辞典。スイス菌類図鑑をお持ちの方は本書をぜひ備えていただきたい。

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池田良幸(2005)「北陸のきのこ図鑑」価格15,000円(税込み、送料サービス)も引き続き注文を受付中です。ただし、自費出版のため限られた印刷部数の本書を、できるだけ多くの方に持っていただきたいので、お一人様注文部数を2冊までに制限させていただいています。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

希産のハラタケ目

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
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Vol. 2 Hauslnecht, Anton & Irmgard Krisai-Greihuber (1997)
Some rare Agaricales with brown or darker sopres
(第2巻 茶色・濃色の胞子を持つ希産のハラタケ目)

価格 2.700円(税込み、送料別)納期 2週間
英語。32ページ。
Conocybe ochroalbida, C. singeriana, Galerina chionophila, G. perplexa, Inocybe mimica, Lacrymaria glareosa, Psathyrella orbicularis, P. variataを取上げる。

2005年7月文献案内

2005年7月19日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
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1.“新紹介” Kranzlin, Fred (2005)
「Fungi of Switzerland Vol. 6 Russulaceae」
(スイス菌類図鑑第6巻 ベニタケ科)

価格 15,400円(税込み、送料別)
納期 2週間(在庫)
(きのこを本格的に調べたいという方には必携のシリーズ)
英語版。22x29cm。320ページ。原色写真・顕微鏡図多数。ハードバック。
最終巻であろう第6巻が出版された。スイス国内に分布するベニタケ科ベニタケ属・チチタケ属合計218種を生態写真と顕微鏡図で解説する。解説は既刊と同様、見開き2ページの左ページが文字による記載の部、右ページが図版の部となっている。第1巻から第5巻までの既刊は見開き2ページに3種が解説されていたが、この第6巻は2種の解説と数が減っている。その分、写真や図のサイズが大きくなり、文字のサイズも心もち大きくなった。
第1巻1984年の出版からこの第6巻の完成まで約20年を要し、著者の一人J. Breitenbach氏は完成を待たず亡くなった。著者たちをリーダーとするルツエルン菌学協会のたゆまない努力は、この合計約5千種の大型菌類を解説するという前人未到の大図鑑シリーズに実を結んだ。ルツエルン菌学協会の努力と快挙を称えたい。

Termites_et_Champignons.jpg
2.“新紹介” Heim, Roger (1977)
「Termites et Champignons. Les champignons termitophiles d'Afrique Noire et d'Asie méridionale」
(シロアリときのこ. ブラックアフリカと南アジアのシロアリ好きのきのこ
) 
価格 14,550円(税込み、送料別)
納期 2週間
(シロアリの巣から発生するきのこの本)
フランス語。17.0x25.5cm。207ページ。原色図版5ページ。白黒図版多数。ハードバック。
きのこを栽培するシロアリがいる。巣の中で菌糸を増やし、それを食べるという。季節になるとにょきにょきと菌子束が地中の巣から地表にまで伸び、きのこをつくる。オオシロアリタケの仲間である。菌糸はシロアリが食べるが、きのこはヒトが食べる。筆者も食べたが歯ごたえ、うまみ、両方申し分ない。本書は、このオオシロアリタケの仲間を初めて本格的に研究し、オオシロアリタケ属を新設したロジャー・ハイム(Roger Heim; 1900-79)の、シロアリの巣から発生する大型菌類の観察・研究報告である。巻末の美しく描かれた原色図は見るだけでも楽しい。シロアリの巣からは、このオオシロアリタケ属以外にLepiota termitophila(新)、L. grassei(新)、腹菌のBovista termitum(新), Paradoxon termitophilus(新), 子のう菌のクロサイワイタケやチャワンタケの仲間も発生することが本書からわかる。ハイムはオオシロアリタケの仲間の培養にも挑戦したようで、培養に一章が割かれている。
青木図版で名高い青木さんの蔵書にも本書があった。余白のあちこち書き込みがあり、勉強の跡がうかがえた。

The_Pyrenomycetes_described_by_JB_Ellis.jpg
3.“新紹介“Barr, M.E et al. (1996)
The Pyrenomycetes Described by J.B. Ellis
(J.B. Ellis によって記載された核菌類)

Memoirs of The New York Botanical Garden Vol. 79
価格 3,550円(税込み、送料別)
納期 2週間
英語。18.0x26.0cm。137ページ。字だけ。ハードバック。
1892年、J.B. Ellis(1829-1905)とB.M. Everhart(1818-1904)の二人は、美麗な図が付いた「The North American Pyrenomycetes」(北アメリカの核菌類)を出版した。173属2,080種を記載する一大重要文献であった。それから100年たち、その間の分類研究の成果を反映した種名リストとして本書が作られた。Ellisが付けた種名に文献名・シノニム・現在の種名・ホストなどが書かれている。

A_Contribution_to_The_Systematics_Cladosporium.jpg
4.“新紹介” David, J.C. (1996)
A Contribution to the Systematics of Cladosporium. Revision of The Fungi Previously Referred to Heterosporium
(クラドスポリウム属の分類学的研究、 かつてヘテロスポリウム属に関係付けられていた菌類の改定)

Mycological Paper 172
価格 7,980円(税込み、送料別)  
納期 2週間
(一般にクロカビの総称で知られる不完全菌類クラドスポリウム属の分類同定専門書)
英語。18.2x24.0cm。157ページ。ソフトバック。本文中に顕微鏡図、顕微鏡写真多数。
クロカビの総称で知られる普遍的常在菌で食品汚染やアレルゲンともなる不完全菌、クラドスポリウム属について、これまでに報告された関連属の形態的特徴を再整理し3つの亜節を提唱した。この亜節のうちのHeterosporium亜節は、テレオモルフ-アナモルフの関係から分類を行ったVon Arx(オランダCBS)によってCladosporiumの別属としてあつかった種を再度Cladosporium属に戻したもので、本書は同属の整理を重点的にまとめたため、同亜節のモノグラフとも呼ばれている。
「Cladosporium属は、食品や環境などの衛生分野や農学系統の実験室レベルで従事する者には重要な不完全菌類なので、子嚢菌や不完全菌類に興味を持つ方や従事している方、またはこれから従事を望む方々に広くお勧めしたい文献です。」(NMG常盤様コメント。なお本文も常盤様コメントに沿って改変しました)

Hokuriku_no_Kinoko_Zukan.jpg
5.***佐野書店ベストセラー***
池田良幸(2005)「北陸のきのこ図鑑」:注文受付中。

価格15,000円(税込み、送料サービス)8月上旬発送予定。

2005年6月文献案内

2005年6月18日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
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1.“新紹介”
Carlo Vittadini 200 Anni di Micologia I Tartufi fra Ricerca e Divulgazione
(菌類学のカルロ・ヴィタディーニ生誕200年、そのトリュフ研究と発表)(2001)

価格7,680円(税込み、送料別)
(地下生菌や腹菌類、また菌類研究史に興味を持つ方は必携)

イタリア語。21.5x30.5cm。263ページ。原色ページ多数。ハードバック。
地下生菌に興味を持つ人でカルロ・ヴィタディーニ(1800-65)の名前を知らない人はいない。彼は1831年、地下生菌の本格的モノグラフMonographia Tuberacearumを世に送り出し、Tuber melanosporum, T. borchii, T. aestivum ほか多くのトリュフを含む地下生菌の名付け親となった。1842年には腹菌類のモノグラフMonographia Lycoperdineorumを出版し、ホコリタケ属の新種をいくつも発表した。さらに、地上生のきのこの図鑑を何冊も出版し、新種も発表している。
本書は、ヴィタディーニ生誕200年を記念した、彼ゆかりのパヴィア県とロンバルディーア州政府、およびロンバルディーア菌学連盟とブレサドーラ菌学会の4者共同の出版物である。内容は彼の菌類研究の解説と代表的出版物の部分的復刻からなる。
Monographia Tuberacearum(1831)とMonographia Lycoperdineorum(1842)はその精緻な図版が復刻され、図版の解説の部分は新しく今の活字で印刷されている。Descrizione dei funghi mangerecci piu comuni dell’ Italia(1835)は美麗な図版やその解説を含む全編が復刻されているようだ。     

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2.“新紹介”
Basso, Maria Teresa (2005)
Manuale di Microscopia dei Funghi(菌類の顕微鏡観察マニュアル)

価格6,610円(税込み、送料別)
(すでに顕微鏡で観察をしている方や、これから顕微鏡観察をしようとする方にお勧めの1冊)

イタリア語。17.5x25.0cm。303ページ。原色顕微鏡写真、白黒顕微鏡図多数。ハードバック。
著者は、845ページにのぼる大冊のチチタケ属モノグラフLactarius Pers. Fungi Europaei Vol. 7を書いたマリア・テレサ・バッソ女史。本書の裏表紙には白衣を着た彼女が顕微鏡を覗いている写真が載っている。南欧の人には珍しく金髪である。
本書は、きのこの顕微鏡観察について、何をどのように観察すればよいかを詳細に解説する。顕微鏡観察の歴史、顕微鏡の構造から始まり、切片の作り方、試薬の種類と成分、菌糸の形態と種類、トラマ(ひだの実質)の形態、胞子のさまざまな形態とその計測方法、シスチジアのさまざまな形態と分類群との関係などが解説されている。イタリア語は難しいが、多数の美しい原色顕微鏡写真が理解を助ける。
後半(239-295ページ)には、ダニエーレ・ウボルディ氏の「統計学の菌類学への応用入門」がある。多数の胞子の計測結果を統計学的に処理して、その大きさやその他の特徴を数値で表する方法を、数式を駆使して解説している。
日本語のこのような解説書がほしいと思うのは筆者だけだろうか。

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3.“新紹介”
Societat Catalana de Micologica (edit.) (2003)
Bolets de Catalunya Vol. 22(スペイン、カタロニア地方のきのこ第22巻)

価格5,220円(税込み、送料別)
(きわめて美しいカラー写真で名高いきのこ写真集。きのこ好きな方にお勧め)

17x22cm。表面がラミネートされたカラー写真50枚がセットになった写真集。
そのカラー写真の群を抜いたすばらしさには定評がある。図版は一枚づつばらばら。表に原色写真、裏面に解説文が標準スペイン語とカタロニア語(会の本拠があるバルセロナ地方で使用)の2言語で書かれている。年に一度、カタロニア菌学会が出版。イベリア半島に発生する全菌類を網羅しようと営々として出版が続けられている。
第22巻の注目は、腹菌のMontagnea arenaria、ホウキタケのRamaria largentii、フウセンタケ科2種など。地下性菌も2種(Gautieria trabutii, Hydonobolites cerebriformis)ある。
なお、5月文献案内で紹介した最新の第23巻(2004) 5,220円(追加注文中)もご注文を受け付けます。

4.“予約募集“ 
Fungi of Switzerland Vol. 6 Russulaceae (スイス菌類図鑑第6巻 ベニタケ科)

予価16,000円。
7月出版予定。ベニタケ科を扱った第6巻が7月に出版される。入荷は8月から9月にかけて。

5.“引き続き注文受付”
池田良幸(2005)「北陸のきのこ図鑑」 著者会心の本格図鑑!!

価格:15,000円(税込み、送料サービス) 
7月上旬から中旬出版、中旬から下旬発送予定。

好雪性変形菌研究

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
Fungi_Non_Delineati_19_A_Study.jpg
Moreno, G., Sanchez, A.他 (2002)
Vol 19 A study on nivicolus Myxomycetes. The genus LamprodermaⅠ
(第19巻 好雪性変形菌研究 ランプロデルマ属Ⅰ)

価格 在庫切れ  納期 在庫切れ
英語・スペイン語併記。66ページ、うち原色写真10ページ。
好雪性ランプロデルマ属14種を原色写真、顕微鏡図、走査電顕図とともに記載。MeylanとMeyerのタイプ標本とも照合し、その異同を論じた。6変種名を3変種のシノニムと同定。1変種を新記載した。

2005年5月文献案内

2005年5月に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月のブログに集約。
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1.“新紹介”
Societat Catalana de Micologica (edit.) (2004)
「Bolets de Catalunya Vol. 23」
 
(スペイン、カタロニア地方のきのこ第23巻)
(他に第18巻から第22巻まで在庫あり)
価格5,620円(税込み、送料別)
(きわめて美しいカラー写真で名高いきのこ写真集。きのこ好きな方にお勧め)

17x22cm。表面がラミネートされたカラー写真50枚がセットになった写真集。そのカラー写真の群を抜いたすばらしさには定評がある。図版は一枚づつばらばら。表に原色写真、裏面に解説文が標準スペイン語とカタロニア語(会の本拠があるバルセロナ地方で使用)の2言語で書かれている。

毎年、年末にカタロニア菌学会が出版。イベリア半島に発生する全菌類を網羅しようと営々として出版を続行中。今回で23回目の出版。合計1,150枚、1,150種をカバーする。多くはかさのあるきのこだが、背着性の菌類や盤菌類、さらには不完全菌もある。この巻の注目きのこは、外見がジャガイモタケそっくりのOctaviania asterosperma、コケから顔を出しているTulostoma brumale、ノウタケの仲間のCalvatia excipuliformis(セイタカノウタケ?)、砂地性のOmphalina obscurata、ハンノキ属に菌根をつくるAlnicola melinoides、青いカサが美しいMycena epipterygia var. atroviscosaなど。

Edible_Mycorrhizal_Mushrooms_and_their_cultivations.jpg
2.“新紹介”
Hall, I., Wang Y., E. Danell & A. Zambonelli (2002)
「Edible mycorrhizal mushrooms and their cultivation」

(食用菌根性きのこ、およびその栽培)
Proceedings of the Second International Conference on Edible Mycorrhizal Mushrooms Christchurch, New Zealand 2001
価格5,620円(税込み、送料別)
(菌根性きのこの栽培や菌根菌の生態に関心を持つ方は必携)

英語。CD-ROM。
2001年に開催された食用菌根性きのこ国際学会のCD-ROM論文集。
1章Introductory Papers, 2章Cultivation of Edible Mycorrizal Mushrooms, 3章Molecular, Taxonomic and Physiological Studies, 4章Ecological Studiesの4章立て。
圧倒的に多いのがトリュフの栽培や生態に関する論文。マツタケについての論文も何篇かある。日本の菌根菌研究者の論文も多い。
注目はスェーデンDaniel, Eric氏のCurrent research on matsutake in Sweden(スェーデンのマツタケ研究の現状)題する論文。内容は、遺伝子分析の結果Tricholoma nasueosumはT. matsutakeと同種であることがわかった、T. nasueosumはT. matsutakeより命名が古く名前の優先権があるが、植物命名規約第14条適用しT. matsutakeを維持することなど。遺伝子分析は、T. matsutake日本産4および韓国産1標本、T. nasueosumスェーデン産4標本、およびT. caligatum1標本に対し行い、類似度を計算している。

筆者の好きなトリュフ関連では、1章にひとつ(タイトル略)、2章にMycorrhizal fungi competing with Tuber melanosporum Vitt. in cultivated truffle beds in north-eastern Spain(スペイン東北部で観察されたトリュフ栽培床でのT, melanosporum:ペリゴードの黒トリュフと呼ばれる黒トリュフの最上級種、と競争する菌根菌)。Problem and expectations with the cultivation of Tuber magnatum(ピードモントの白トリュフと呼ばれる全トリュフ中の最上級種、T. magnatumの栽培上の問題点と期待)、Scandinavian black truffles–distribution and habitat(スカンジナビアの黒トリュフ-分布と発生環境)、などなど書き切れないほどのトリュフ関連の論文を満載する。

A_Mycological_Emglish-Latin_Glossary.jpg
3.“新紹介”
Cash, E.K. (1965)
「A Mycological English-Latin Glossary」

(英語-ラテン語菌学用語集) Mycological Memoir No. 1 
米国菌学会とニューヨーク植物園との共同出版。
価格2.600円(税込み、送料別)
(菌類の学名に関心のある方にお勧め。新種記載時のラテン語の記載文を書こうとする方は必携)

15.5x23.0cm。152ページ。ペーパーバック。
40年前の出版のため表紙は黄色く変色する。しかし上質紙を使用した中は問題なし。
4月はラテン語の学名を新造しようという方のために書かれたRadcliffe-Smith, A. (1998)「Three-Language list of botanical name components」 (植物学名の構成要素語三カ国語リスト)価格2.940円(在庫切れ、追加注文中)を紹介した。今月は、ラテン語の記載文を書くための英語-ラテン語菌学用語辞典として編纂された本書を紹介する。
本書は対象を菌類に絞っているので採録した菌類用語は本書のほうが圧倒的に多い。ただし、記載文を書くための参考書なので英語からラテン語への一方向の訳だけの辞書。近く絶版になる可能性が高そうなので注文を急がれたい。

2005年4月文献案内

2005年4月17日に発表したもの。
2005年分は目次スペース節約のため2007年2月10日のブログに集約。
GasteromicetiEpigei-ss.jpg
1.“新紹介”
Sarasini M. (2005)
「Gasteromiceti epigei」(地上性の腹菌類) 

価格16,450円
(はじめて見る不思議な腹菌をたくさん解説!腹菌や地下性・半地下性菌に興味をもつ方は必携)
イタリア語。17.5x24.5cm。406ページ。原色外形写真・原色顕微鏡写真多数。ハードバック。
本書は、ベストセラーの地下性菌図鑑Montecchi, A. & M. Sarasini (2000)「Funghi ipogei d’Europa」 (ヨーロッパの地下生菌)の姉妹図鑑。半地下性と地上性の腹菌類を多数の原色写真で詳細に解説する。
いわゆる典型的な腹菌類、Geastrum(21)、Bovista(12), Calvatia,(9),Lycoperdon(16), Scleroderma(7), Battarraea(1), Tulstoma(11)などだけでなく、半砂漠のChalamydopus(1)、スッポンタケ目の半地下性菌Phallogaster(1), 普通の柄があるがかさが開かないGaleropsis(2), Gyrophragmium(1), Rhodogaster(1), Endoptychum(1), Torrendia(1)、半地下性のSetchelliogaster(1)ほかの極めて珍しい腹菌が解説されており、大変興味深い図鑑となっている。
  ( )内:種数。(ここにあげた属名は本書で解説されている属の一部)
互いに似た種が多い属には、検索表に加えて、星取り表形式の形質比較表をつくり、種の特徴が簡単につかめるようにしたことは大変よい。大いに理解を助ける写真を多用したのはよいが、言語がイタリア語だけなのが残念。
The_Black_Truffle_CDs.jpg
2.“新紹介”
Hall, I., G. Brown & J. Byars
「The Black Truffle Its History, Uses and Cultivation

(黒トリュフ その歴史、利用と栽培)
価格4,020円(税込み、送料別) (2009年4月25日価格変更)
(これをマスターすれば、トリュフ博士間違いなし!トリュフの生態や栽培に関心を持つ方は必携)
英語。CD-ROM。
1993年秋、食用では最高級の黒トリュフといわれているTuber melanosporumがニュージーランドで見つかった。南半球では初めての発見である。New Zealand Crop & Food Institute(ニュージーランド作物・食品研究所)は、これを機会に、この黒トリュフの栽培をニュージーランド国内に普及させようと本CD-ROMを作成した。
内容は栽培関連だけではなく、トリュフと人と関わりの歴史や料理法、トリュフ菌根菌の生態やトリュフの発生に適した気候・土壌環境など広範囲におよぶ。もちろん栽培方法に関しては、感染苗の育成からトリュフの収穫までを詳しく説明している。
Three-Language_list_of_botanical_name_componentss.jpg
3.“新紹介”
Radcliffe-Smith, A. (1998)
「Three-Language list of botanical name components」
(植物学名の構成要素語三カ国語リスト)

Royal Botanic Gardens, Kew。
価格2.940円(税込み、送料別)
(ギリシャ語まで載せる貴重な参考資料!菌類や植物の学名の意味を知りたい方にお勧め。学名を命名しようとする方には必携)
15.5x24.5cm。143ページ。ソフトバック  
学名はラテン語またはラテン語化された言葉を用い、普通、ラテン語またはギリシャ語から選ばれる。学名の新造に当たってはギリシャ語とラテン語の混用は避けねばならないが、両言語とも欧米人にとっても縁遠い存在のようで、本書が重宝されるゆえんとなっている。
本書は、学名を新造するにあたり両言語の混用を避けることを主目的に、さらに学名の意味を知りたいという人たちにも役立つように編纂された、学名の構成要素語の三ヶ国語(ラテン語・ギリシャ語・英語)対照リストである。メインリストに加え、1620の植物名を載せた植物名三ヶ国語リスト、数に関係する言葉を載せた数関連語三ヶ国語リストがつく。英語のblack(黒)はラテン語ではnigri-、ギリシャ語ではmelancho-またはmelano-といい、英語のoak(オーク)は、ラテン語ではquercus(コナラ属の学名に使用)、ギリシャ語ではdrysだそうだ。

植物名4ヶ国語辞典

Dictionary_of_Plant_Names.jpg
Nikolov, Hristo (1996)
Dictionary of Plant Names in Latin, German, English and French
(植物名4ヶ国語辞典:ラテン語(学名)、ドイツ語、英語、フランス語による)

J. Cramer
価格 16,080円
納期 2週間 (在庫3冊)
15x22cm。926ページ。ハードバック
広義の植物600科の14,500の属名・種名をラテン語名(学名)、ドイツ語名、英語名、フランス語で載せる。
第1部、第2部の二つからなる。
第1部は属名辞典になっており、学名の属名を見出しにし、それに対応する科名を挙げ、さらにその属の代表的種名を学名であげる。さらに、4ヶ国語での通称名をあげる。
第2部はそれぞれの言語での通称名辞典になっている。それぞれの言語の通称名を見出しにし、それに対応するラテン語の学名をあげる。
ある植物の名前を英語やフランス語、それにドイツ語ではなんと呼ぶか、また、それぞれの言語で呼んでいる植物はなんという学名の植物か、を知るには大変便利な辞典。

ヨーロッパのチャツムタケ属

FUNGI NON DELINEATI (不明確な菌類)シリーズ
採集記録が少なく記載が不明確な種や、発表時の記載が不十分な種を取り上げ、記載を明確にしていこうというシリーズ。イタリア、Libreia Basso/Edizioni Candussoの出版。30-50ページで原色図版と顕微鏡図がついた小図鑑形式を取る。執筆者により英語/イタリア語/仏語/独語など。17x24cm。ペーパーバック。第30巻(2004)まで既刊。
Fungi_Non_Delineati_17_Le_genre.jpg
Bon, M. & Roux, P. (2002)
Vol. 17 Le genere Gymnopilus P.Karst. en Europe
(第17巻 ヨーロッパのチャツムタケ属)

価格 3,000円
納期 2週間
仏語。52ページ、うち原色写真8ページ。
ヨーロッパ産Gymnopilusチャツムタケ属23種・変種を原色写真・顕微鏡図と共に詳細解説する。Sect. Decipienteを新提案。今関・本郷1987は6種の名をあげるが3種を解説するのみ。本書が解説する23種・変種を使って日本新産種を見つけていただきたい。
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佐野書店 佐野悦三

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