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予告:Puffballs of northern and central Europe

予告!7月ごろ入荷予定。
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Puffballs_of_Northern_Central_Europe1.jpg Puffballs_of_Northern_Central_Europe2.jpg
Jeppson, Mikael (2018)
「Puffballs of northern and central Europe」
(北および中央ヨーロッパのホコリタケ類)

Swedish Mykological Association.
8%税込概算13,000円、送料510円(レターパックプラス)、納期7月ごろ

英語、17.5x25㎝、360ページ、原色写真、分布図多数、ハードカバー
北および中央ヨーロッパに分布する次の8属(Apioperdon , Bovista , Bryoperdon , Calvatia , Disciseda , Langermannia , Lycoperdon and Mycenastrum)約55種をミクロとマクロの線画と写真、検索表をつけ詳細に解説する。
生息環境の説明と分布図もある。

トリュフの栽培、歴史、伝承、および科学

入荷!
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リュフや地下性菌に興味のある方、また菌根性きのこ栽培に関心のある方にお勧め!
Taming_the_Truffle.jpg
Hall, I.R., G. T. Brown & A.Zambonelli (2007)
「Taming The Truffle、 The History, Lore, and Science of the Ultimate Mushroom」
(トリュフの栽培、歴史、伝承、および科学) 
 
8%税込4,400円、送料190円、納期1週間(在庫3冊
英語。15.8x23.53cm。304ページ。本文中に原色写真。ハードカバー、カバー付。

 ヨーロッパではトリュフは食用きのこの中でも特に珍重される。ペリゴ-ド黒トリュフ(Perigord black truffle: Tuber melanosporum)やイタリア白トリュフ(Italian white truffle: T. magnatum)と呼ばれるブランドのトリュフは、日本人にとってのマツタケと同じように貴重で高価なようだ。イタリア白トリュフが、赤ん坊の頭ほどある巨大なものであったが、「たった1個が高級乗用車1台の価格で取引された」とテレビ放映されたのを見たことがある。

 このように高価なトリュフであるから栽培の試みが熱心に続けられ、今ではフランス、イタリア、スペインなどのほか、ニュージーランド、オーストラリア、米国などでも、根に菌根を作らせた樹木を植栽する方法で行われている。

 しかし、菌根菌であるトリュフ菌に子実体を作らせることは大変難しく、本書によれば、フランスでは20年以上にわたり毎年40万本以上のトリュフ菌付き樹木が植栽されたにもかかわらず、多くは栽培に成功せず、トリュフの生産量は顕著には増えていないそうだ。

 日本でもバイオ会社がマツタケの子実体原基の形成に成功し、きのこへの成長にあと一歩だと報道されたことがあった。本書にはマツタケやトリュフのような菌根性きのこのホスト植物なしの栽培研究について皮肉混じりに書かれた項目がある。世界最初にそれに成功したというカリフォルニアトリュフ会社は1991年倒産したそうだ。マツタケについての2001年の日本の研究発表にも皮肉交じりにコメントされており、読んでみると面白い。 

 本書には栽培以外にも、トリュフの人とのかかわりの歴史、生態、種の同定法などが解説され興味深い。特に“写真付き自生環境の解説”は日本の野生トリュフ採集に熱心な方々にも大変参考になるに違いない。  

PS::
 2018年ある企業がバカマツタケの完全人工栽培に成功したと新聞が報道した。その企業は、佐野書店のある高砂市のお隣、加古川市に本社や工場を置く「多木化学株式会社」である。多木化学は、肥料製造から始まり、化学品事業に展開した一部上場企業だ。創業分野の肥料に関連するアグリ事業にも力を入れており、このバカマツタケ人工栽培法の開発もその一環だ。先日開催のオオサカきのこ大祭でも開発担当の方が、近隣のよしみで佐野書店ブースにお子さんたちと一緒に来られた。一日でも早い事業化をお願いした。バカマツタケご飯や、焼きバカマツタケを腹いっぱい食べたいものだ。
    資料:https://www.takichem.co.jp/news/news20181004.pdf

Les truffes

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Les_truffes.jpg Les_truffes4.jpg Les_truffes5.jpg
(上写真:左から表紙、Tuber indicum, T.himalayense/ T. pseudohimalayense. いずれもアジア産)
Flammer, Rene, Thomas Flammer & Peter Reil (2013)
「Les truffes: Manuel pratique pour l'expertise des espéces de truffes commercialisées」
(トリュフ:市場に出回るトリュフの実践的種の見分け方マニュアル)

IHW-Verlag
8%税込3,860円、送料164円、納期1週間(在庫2冊
フランス語、80ページ、原色生態写真・顕微鏡写真多数。
食用としてヨーロッパの市場に出回る、または出回る可能性のあるトリュフ11種、近縁種8種、合計19種を生態写真や断面写真、顕微鏡写真などを使い、詳細に記載し、類似種との見分け方を解説する。料理法なども載せる。

「Truffology 、第2巻1号」(日本地下生菌研究会会報)がオンライン公開されました。

佐野も会員である「日本地下生菌研究会」の会報「Truffology 、第2巻1号」がオンライン公開されました。
“今号は原著論文3編、観察記録2編、標本リスト1編、エッセイその他普及記事3編で構成されています。地下生菌に関する、多岐に渡る話題が詰まっています”(事務局の折原孝道さんの紹介文を引用)

オープンアクセスで誰でも簡単に閲覧・ダウンロードが出来ます。
地下生菌に関心のある方は、ぜひアクセスください。

URL:http://jats-truffles.org/truffology/vol_2/

なお、本会報は「国立国会図書館デジタルコレクション」からも閲覧が可能です。

「True Truffle (Tuber Spp.) in the World」(世界の真性トリュフ(セイヨウショウロ属))

ご注文ありがとうございました。3冊完売いたしました。
他にも出版予告のみになっている文献がございます。
リーゾナブルな価格で入手する努力を続けますので、今後ともご支援お願いいたします。

出版直後の2016年12月に新刊として予告したにもかかわらず、安価に販売できる見込みが立たず、そのままになりましたことをお詫びいたします。
このたび3冊だけですが(完売しました)、妥当な価格で販売できることになりました(それでも高価ですが・・・)。
新刊としての新鮮さは失せましたが、トリュフを知るための重要文献と考え、ご紹介します。
True_Truffle_in_the_World1.jpg
Zambonelli, Alessandra, Mirco Iotti & Claude Murat (2016/8)
「True Truffle (Tuber Spp.) in the World: Soil Ecology, Systematics and Biochemistry」
(世界の真性トリュフ(セイヨウショウロ属):土壌生態学、系統学、生化学)
Soil Biology Volume: 47

参考8%税込19,050円、送料510円(レターパック)、完売しました

英語、436ページ、原色図28、白黒図42、71原色図版、ハードカバー
経済的に重要なトリュフ属の多様性、発生環境や栽培環境、他の生物との関係など、広いテーマで解説する。
目次に示す24論文からなる。
目次(著者名略):
Part I Phylogeny(第1部 系統学)
1 General Systematic Position of the Truffles: Evolutionary Theories
  True_Truffle_in_the_World2.jpg  
2 The Black Truffles Tuber melanosporum and Tuber indicum 
  (黒トリュフ:メラノスポルムとインディクム)
3 The Burgundy Truffle (Tuber aestivum syn. uncinatum): A Truffle Species with a Wide Habitat Range over Europe
  (バーガンディートリュフ(アエスティヴム):ヨーロッパの広範囲に分布する種)
4 Tuber brumale: A Controversial Tuber Species
  (ブルマレ:議論のある種)
5 Taxonomy, Biology and Ecology of Tuber macrosporum Vittad. and Tuber mesentericum Vittad.
  (マクロスポルムとメセンテリクムの分類学、生物学、および生態学)
  True_Truffle_in_the_World3.jpg
6 Tuber magnatum: The Special One. What Makes It so Different from the Other Tuber spp.?
  (マグナーツム:特別な種。なぜ他のトリュフと比べて大きく変わってしまったのか?)
7 The Puberulum Group Sensu Lato (Whitish Truffles)
  (広義のプベルムグループ(白っぽいトリュフ)
8 A Brief Overview of the Systematics, Taxonomy, and Ecology of the Tuber rufum Clade
  True_Truffle_in_the_World4.jpg
9 Truffle Genomics: Investigating an Early Diverging Lineage of Pezizomycotina
 (トリュフのゲノム学:チャワンタケ亜門の早期の分岐系統を探る)
Part II The Abiotic Environment(第2部 非生物的環境)
10 Influence of Climate on Natural Distribution of Tuber Species and Truffle Production
  (トリュフの自然分布とトリュフ生産への気候の影響)
11 Soil Characteristics of Tuber melanosporum Habitat
  (メラノスポルムの生息環境の土壌特性)
  True_Truffle_in_the_World5.jpg  True_Truffle_in_the_World6.jpg
12 Soil Characteristics for Tuber magnatum
  (マグナーツムの土壌特性)
13 Soil Characteristics for Tuber aestivum (Syn. T. uncinatum)
  (アエスティヴムの土壌特性)
14 Soils and Vegetation in Natural Habitats of Tuber indicum in China
  (インディクムの中国の自然状態での産地の土壌と植生)
  True_Truffle_in_the_World7.jpg
Part III The Biotic Environment(第3部 生物的環境)
15 Tools to Trace Truffles in Soil
16 True Truffle Host Diversity
  (真性トリュフのホスト多様性)
17 Truffle-Inhabiting Fungi
  (トリュフ生菌類)
18 Truffle-Associated Bacteria: Extrapolation from Diversity to Function
19 Biodiversity and Ecology of Soil Fauna in Relation to Truffle
  (トリュフに関係する土壌動物相の多様性と生態)
20 Mycoviruses Infecting True Truffles
Part IV Spore Dispersal(第4部 胞子の分散)
21 Truffles and Small Mammals
  (トリュフと小型哺乳類)
22 Interrelationships Between Wild Boars (Sus scrofa) and Truffles
Part V Biochemistry(第5部 生化学)
23 The Smell of Truffles: From Aroma Biosynthesis to Product Quality
  (トリュフの香り:生合成される芳香物質から製品品質まで)
24 A Proteomic View of Truffles: Aspects of Primary Metabolism and Molecular Processes During Their Life Cycle
Index

ヨーロッパのショウロ属

2019年前半入荷予定!
約15年間在庫切れ状態でした。
The_Genus_Rhizopogon_in_Europe.jpg
Martin, M.P. (1996)
The Genus Rhizopogon in Europe  (ヨーロッパのショウロ属)

Edicions especials de la Societat Catalana de Micologia Vol. 5
参考8%税込み価格 5,040円、送料190円、納期:2019年前半入荷予定
英語。17x25cm。173ページ、うち原色図版10ページ。走査電顕写真・顕微鏡図・分布図多数。
 本書によるとよると、ショウロ属は世界では190種の名前があがっているのに対し、ヨーロッパ産はわずか5種が知られているだけであった。著者はヨーロッパ産ショウロ属を再検討し21種を認め、本書に検索表を載せ、走査電顕写真・顕微鏡図・分布図をつけ詳細記載を行った。
 日本に産するショウロ属は、外国産松類と共にはいってきた移入種あり、日本固有の松類に菌根を作る在来種ありといろいろあるようだ。原色新日本菌類図鑑では日本産ショウロ属は5種を解説するのみ。本書も参考に日本新産種を多数見つかればうれしい。

日本地下生菌研究会の会報「Truffology」の記念すべき第1巻

日本地下生菌研究会の会報「Truffology」の記念すべき第1巻がオンライン公開されました。

会のホームページからどなたでも無料でダウンロードできます。
トリュフなど地下生菌に興味のある方是非ご覧ください。

URL: http://jats-truffles.org/truffology/

イボセイヨウショウロの分類を再検討した論文


森林総合研究所九州支所の木下晃彦さんがイボセイヨウショウロの分類を再検討した論文を発表しました。
トリュフにご興味のある方は是非ご覧願います。(どなたでもご覧いただけます。)

URL: http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0193745

論文は英語で書かれているので、大意を木下さんご自身の日本語での説明を引用します。

ー以下引用ー

イボセイヨウショウロとされた日本の黒トリュフは、Tuber indicum の学名があてられ、1種と思われてきました。しかし2011年の私たちのDNA解析の結果、遺伝的に2つの系統があることがわかっていました。

この論文では、これら2つの系統と中国(T. indicum, T. himalayense)、台湾(T. formosanum)の標本の間で、形態、分子系統比較を行い、2種を明らかにし、1種を新種(Tuber longispinosum)、もう1種をTuber himalayense(日本新産)としました。

吉見先生によって命名されたイボセイヨウショウロの和名は、T. longispinosumの特徴と一致したため、こちらにあて、T. himalayenseには、アジア広汎な地域に分布することから、アジアクロセイヨウショウロという和名つけました。

特徴としては、T. longispinosumは他の近縁種(T. indicum, T. himalayense, T. formosanum)に比べ胞子の棘が長く、その基部も細いことが最大の特徴です。また交配型遺伝子を含むどの遺伝子で比較しても他の種とは明らかに異なることが分りました。

一方、T. indicumやT. himalayenseは、胞子上の装飾に「棘」と「網目」の両方有する個体が見られます。日本のT. himalayenseも同様で、この種は遺伝的にも、中国産、台湾のT. formosanumとは区別できませんでした。
詳しくは論文を見ていただければお分り頂けるかと思いますが、疑問点などございましたらご連絡いただければお答えいたします。

また、5月の菌学会でも発表予定ですので、機会がございましたら聴きに来ていただければ大変嬉しいです。

ー引用終わりー

なお、木下さんは「今後も、Tuberの標本など採取されることがあり、同定を必要とされるようでしたらご一報いただければ幸いです。」と標本の提供を希望されています。

英国の腹菌類

“在庫切れ、お取り寄せ”
BritishPuffballsEarthstarss.jpg
Pegler, D.N. et al., (1995)
British Puffballs, Earthstars and Stinkhorns: an account of the British Gasteroid Fungi

参考8%税込み 6,640円、送料360円、“在庫切れ、お取り寄せ”(ご注文後:約8週間)
英国の地上性腹菌類図鑑。腹菌類だけをまとめた図鑑は、世界でも珍しく、腹菌類を知りたい方には必携。

Gasreromycetes Morphological and Developmental Featutres

販売終了
かつて腹菌類と呼ばれた菌類群に興味を持つ方には必携の文献。
Gasteromycetes.jpg
Orson K. Miller, Jr. & Hope H. Miller (1988)
「Gasreromycetes Morphological and Developmental Featutres with Keys to the Orders, Families, and Genera」
(腹菌類、形態学的および発生学的特徴と、目・科・属への検索表)

参考8%税込み価格3,950円、送料180円、販売終了
英語、148ページ、ペーパーバック、本文中に白黒図多数、ペーパーバック
腹菌類を解説した教科書として定評があった。系統分類の進展により解説は古くなった部分もあるが、子実体の外形図・断面図ととも示される形態に関する説明は、今後もずっと有用だ。

2013年10月8日からの訪問者数
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