「日本産菌類集覧」

出版元、日本菌学会関東支部の格別のご配慮により追加の50冊が入荷しました。
ご注文冊数の制限について:
本書をできるだけ多くの方に使っていただきたいので、まことに勝手ながらご注文冊数をお一人様原則1冊、最大2冊に限らさせていただきます。
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日本産菌類集覧
日本菌学会関東支部創立20周年記念
勝本謙著、勝本謙・安藤勝彦入力編集 (2010)
「日本産菌類集覧」
、日本菌学会関東支部、B5版、1197ページ、

普及版(定価8%税込8,640円):
(菌学普及を推進したいという日本菌学会関東支部のご意思により実現)
 特別価格8%税込600円(繰り返します600円です)+送料680円(ただし東北950円、北海道沖縄1250円)

納期1週間(現在の在庫25冊

ハードカバーの豪華版もあります(こちらは値引きはありません)
豪華版(函入り、クロス装、ハードカバー):
 価格 8%税込16,200円+送料680円(ただし東北950円、北海道沖縄1250円)
 在庫7冊
 
“カビや植物病原菌に係わる方には必携の文献”
 山口大学名誉教授で「菌学ラテン語」の著者としても知られる故勝本謙先生の力作「日本産菌類集覧」です。
  2008年までに報告された日本産の全菌類3千81属、1万2千種を網羅します。収載する項目は、学名、それが正名か裸名か、報告論文の著者・論文名・雑誌名、基質などのhabitat、産地、標本番号などのほか、和名のあるものは和名とその命名者です。

“きのこに熱心な方にも必携の基本書”
“和名と学名をつなぐ辞書” 
 たとえば“キニガイグチ”という和名のきのこがあります。この和名は、マツタケのように古くからある名前でしょうか?それとも誰かが新しくつけた名前なのでしょうか?また学名はなんというのでしょうか? 

 『新版北陸のきのこ図鑑』 178ページには “811 キニガイグチ(黄苦猪口) Tylopilus balloui (Peck) Singer var. balloui (balloui→献名)”とあります。さらに、末尾には“本種をRubinoboletus属、Gyroporaceae に所属させる説もある”と書かれています。(“本種を・・・”は、新版で追記されました。ハードカバーの元版にはありません)

 『新版北陸のきのこ図鑑』からは、キニガイグチという名は、黄苦猪口という意味であること、学名がTylopilus balloui (Peck) Singer var. balloui であることは分かりました。しかし、和名の由来が分かりません。さらに、本種をRubinoboletus属、Gyroporaceae に所属させる説もある”とはどういうことなのでしょうか?

 そこでこの『菌類集覧』を見てみましょう。巻末の和名索引で“キニガイグチ”を引くと、874ページとあります。874ページを見ると、Rubinoboletus balloui (Peck) Heinem. & Rammmeloo, Bull. Jarden. Bot. Natl. Belg. 53:295, 1983, var balloui {"ballouii"] キニガイグチ(青木 実)とあり、さらに三本線のイコールでTylopilus balloui (Peck) Singer, An. Midl. Naturalist 37:104,1947. (滋賀大学紀要22:67,1972-"ballouii"; 原色新図鑑Ⅱ:38,1989-"ballouii")と書かれています。

 これらの『菌類集覧』記述から、本種は、1947年にSinger先生がTylopilus ballouii(ballouiが正しい)(Peck) Singer として報告し、1983年にHeinem.とRammmelooたちにより、属がTylopilusからRubinoboletusに変更されたことが分かります。また、和名キニガイグチの命名者が『青木図版』で知られる青木実氏であること、1972年に本郷先生によりキニガイグチ、Tylopilus ballouiiとして『滋賀大学紀要』で報告され、さらに1989年には『原色新日本菌類図鑑Ⅱ』にも同名で載せられたことなどもわかります。

 このように、『菌類集覧』では、学名の著者名と出典、和名の命名者および国内の主要文献、さらに学名の変遷まで知ることができます。“和名だけでは明確でないきのこが、本書により、どんなきのこを指すのか明確になる”、本書の価値はそこのあります。ぜひ本書を座右に備えてください。

菌類・きのこの基本書中の基本書(分類関係・和書):
『国際藻類・菌類・植物命名規約(メルボルン規約)[日本語版]』
勝本謙著、勝本謙・安藤勝彦入力編集(2010)『日本産菌類集覧』
日本菌学会編(2014)『新菌学用語集』 (本書)
池田良幸(2013)『新版北陸のきのこ図鑑』
池田良幸(著)、橋屋誠・糟谷大河(校閲)(2014)『追補 北陸のきのこ図鑑 付石川県菌蕈集録』
菌類・きのこの基本書中の基本書(分類関係・洋書):
『Dictionary of the Fungi, 10th Edition, Hard cover』 (菌類辞典第10版)
『Illustrated Dictionary of Mycology, Second Edition』 (図解菌学辞典第2版)
『Fungal Families of the World』 (世界の菌類の諸科)
『Fungi of Switzerland』 (スイス菌類図鑑)

The genus Mycena s.i.

新刊情報
8月出版、9月中旬入荷予定

The_genus_Mmycena_sl.jpg
Aronsen, Arne & Thomas Læssøe (2016/8)
「The genus Mycena s.l.」(広義のクヌギタケ属、北欧の菌類第5巻)
Fungi of Northern Europe Vol. 5

価格:入荷時決定、納期9月中旬入荷予定。
北欧に産する広義のクヌギタケ属113種を、検索表、記載、原色写真、顕微鏡図などにより詳細に解説する。
この8月に出版されたばかりの北欧産クヌギタケ属専門図鑑。

他のクヌギタケ属専門書(在庫切れ含む)
Robich, G. (2016) 「Mycena d'Europa Vol. 2」 (ヨーロッパのクヌギタケ属第2巻)
Robich G. (2003) 「Mycena d’Europa」 (ヨーロッパのクヌギタケ属)
Grgurinovic, Cheryl A. (2003) 「The Genus Mycena in South-Eastern Australia」 (南西オーストラリアのクヌギタケ属 )

「Fungi of Northern Europe」(北欧の菌類)シリーズ既刊
URL: http://sanoshoten.blog13.fc2.com/blog-entry-1105.html 「北欧の菌類」を参照乞う。
Vol. 4 「The genus Tricholoma, Fungi of Northern Europe」 (第4巻 キシメジ属)
Vol. 3 「The genus Hebeloma」(第3巻 ワカフサタケ属)
Vol. 2 「The genus Lactarius」 (第2巻 チチタケ属)
Vol. 1 「The Genus Hygrocybe, 2nd revised edition」 (第1巻、アカヤマタケ属、改訂第2版)

Les Myxomycetes

入荷しましたが、予約があり、フリーは1組です。
今や、変形菌同定のための必携の、最新の標準図鑑となった!
2015年もそうでしたが、2016年の日本変形菌研究会夏季合宿(埼玉県秩父で開催)でも、同定の参考書として本書が大活躍していました。
ご注文は、「ご注文メールフォーム」、からお願いします。ブログの右欄にあります。
変形菌好きの方は必携!
Les_Myxomycetes_1.jpg  Les_Myxomycetes_2.jpg Le_Myxomycetes2.jpg Le_Myxomycetes4.jpg Le_Myxomycetes3.jpg Le_Myxomycetes5.jpg 
Poulain, Michel, Marianne Meyer & Jean Bozonnet (2011)
「Les Myxomycetes」(変形菌)

Federation Mycologique Dauphine-Savoie
8%税込価格1組(2分冊)19,550円、送料650円、(ただし東北950円、北海道・沖縄1,250円)
納期1週間(在庫1組
1組2分冊からなる。
第1分冊:検索表と記載の部。フランス語と英語完全併記。17.0x24.0cm。568ページ。ペーパーバック。
第2分冊:図版の部。原色写真と顕微鏡図からなる。17.0x24.0cm。ペーパーバック。
 新しい研究成果を反映した最新の変形菌専門図鑑。
 検索表と記載文は英語・フランス語の完全併記。
 第1分冊では、既知種の9割以上853分類群(種・変種・品種)を検索表と記載文とで解説する。
 第2分冊図版の部では、その中の530種をすばらしく精緻な原色写真と顕微鏡図で図示する。

その他変形菌=粘菌の文献はカテゴリー「変形菌・粘菌」をクリック願います。
中でも新しい文献は、「フィンランドの変形菌」、2012です。

予告:Agaricus of North America(北米のハラタケ属)

出版延期のお知らせ
当初7月末出版の予定でしたが、8月末出版に伸びています。9月末入荷見込みです。
すでにご予約いただいた方々には申し訳ありません。
Agaricus-of-North-America.gif
Kerrigan, Richard W. (2016)
「Agaricus of North America」(北米のハラタケ属)

価格:入荷時決定、9月末入荷
英語、ハードカバー
40年におよぶ著者の研究の集大成。分子系統も含め、最新の研究成果を盛り込み、たくさんの原色写真とともに、北米産ハラタケ属について解説する。検索表も付きフィールドガイドとしても役立つ。

つくば実験植物園「きのこ展」

平成28年10月1日(土)ー10日(月・祝)まで茨城県つくば市の筑波実験植物園で「きのこ展」が開催されます。
今年のサブテーマは「変形菌」で入口の教育棟では、日本変形菌研究会の会員の皆様のご協力による「変形菌展」が開かれます。
筑波実験植物園URL: http://www.tbg.kahaku.go.jp/

佐野書店も出店させていただき、いろんなきのこグッズと、変形菌やきのこの本を販売いたします。また、昨年は売れ切れでご迷惑をおかけしました「きのこクッキー」も販売いたします。

皆様のお越しをお待ちしています。

神戸市立森林植物園きのこフェスタ

9月24日(土)六甲山にある神戸市立森林植物園「きのこフェスタ」が開かれます。

兵庫県立御影高校生物部のみなさんが集めたきのこ標本の展示や発表、兵庫きのこ研究会15周年写真展などに加え、きのこ鍋100人分無料サービスなどが予定されています。
佐野書店も出店し、たくさんのきのこグッズや、食べるのが惜しいほどかわいいきのこクッキー(食べてもおいしい)などを販売します。
皆様のお越しをお待ちしています。

会場:神戸市立森林植物園
    URL: http://www.kobe-park.or.jp/shinrin/
日時: 「きのこフェスタ」 平成28年9月24日(土)10:30-15:30

アクセス:
1おすすめは自家用車:700台駐車可能の駐車場あり(ピーク時1千台駐車可能)
2バスなどの公共交通機関:
(1)神戸電鉄北鈴蘭台駅から、9時-16時まで、毎時05分発の無料送迎バスあり。
(2)土日のみJR三ノ宮駅東口ミント神戸1Fバスターミナル4番乗り場から森林植物園前行のバスあり(1時間1本程度)

光るキノコのマグネット

今春発売の商品
光るキノコシリーズ8種全部をそろえたい方には絶対お勧め。
光るキノコのマグネット
光るキノコのマグネット全8種、12個入りセット
12個入りセット1組 8%税込み3,600円 (1個当たりガチャガチャと同じ300円)、
送料650円(ただし東北950円、北海道・沖縄1,250円)
納期:1週間
1種づつ紙箱入りの光るキノコのマグネットが12個入ったセット。12個の内訳:全8種プラスダブり4種。
1回300円のガチャガチャを12回やっても8種全部をそろえることは大変難しい。この一箱を買えば必ず8種が揃う。
8種の内訳:
(1)ホシノヒカリタケ
(2)エナシラッシタケ
(3)シイノトモシビタケ
(4)コンルリキュウバンタケ
(5)シロヒカリタケ
(6)ヤコウタケ
(7)ツキヨタケ
(8)アリノトモシビタケ
製作が「株式会社奇譚クラブ」から「株式会社いきもん」に移っての最初の商品。

The Creeping Garden

予告、新紹介、2015年6月出版
The _Creeping_Garden
Sharp, Jasper, Tim Grabham (2015/9)
「The Creeping Garden」 (庭を這ういきもの)

価格:入荷時決定(4千円台前半?)+送料納期未定
英語、19.2x22.5㎝、192ページ、原色写真多数、
不思議ないきもの変形菌の世界をたくさんのカラー写真で案内する。

Astounding Mushrooms

表紙の緑色のアカヤマタケ属のきのこ(Hygrophorus psittacinus?)が大変美しい!
ご紹介のみ。ご希望があれば取り扱いを検討
Astounding_Mushrooms.jpg
Bellocq, Alain &, Jaroslav Maly (2015)
「Astounding Mushrooms」 (おどろきのきのこ)

英語、200ページ、原色写真多数、ハードカバー
美しい原色写真多数で200種を超えるきのこを紹介。

予告:True Truffle (Tuber Spp.) in the World

予告、新刊、2016年8月出版
True_Truffle_in_the_World.jpg
Zambonelli, Alessandra, Mirco Iotti & Claude Murat (2016/8)
「True Truffle (Tuber Spp.) in the World: Soil Ecology, Systematics and Biochemistry」
(世界の真性トリュフ(セイヨウショウロ属):土壌生態学、系統分類、生化学)
Soil Biology Volume: 47

価格:入荷時決定(お問い合わせ願います。商業出版社の出す専門書なので高いです)
納期:(約2か月、ご注文によりお取り寄せ)
英語、400ページ、原色図28、白黒図42、71原色図版、
経済的に重要なトリュフ属の分類学的多様性に焦点を当て解説する。
目次:
Part I Phylogeny
Part II The Abiotic Environment
Part III The Biotic Environment
Part IV Spore Dispersal
Part V Biochemistry
2013年10月8日からの訪問者数
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佐野書店 佐野悦三

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