筑波実験植物園「きのこ展」

2014つくばきのこ展
10月18日(土)から茨城県つくば市にある筑波実験植物園で「きのこ展」が始まります。
今年のテーマは菌類と藻類が「地衣類」です。
佐野書店は、今年も、たくさんのきのこグッズときのこ書籍を用意して皆様をお待ちしています。
今年は、土日だけでなく、18日(土)から最終日の26日(日)まで全日、店を開きます。
どうぞ筑波実験植物園の「きのこ展」にお越しください。
「熱帯資源植物温室」も見ごたえがありますよ。雨の日はどうぞ温室の方へ。

日時 2014/10/18(土)~10/26(日)
開園時間 9:00~16:30
※入園は16:00まで
開催場所 筑波実験植物園(茨城県つくば市天久保4-1-1)
入園料 一般 : 310円
高校生以下・65歳以上 : 無料
団体 : 210円 (20名以上)
リピーターズパス : 年会費1030円
アクセス等詳細は筑波実験植物園「きのこ展」HPをご覧ください。
筑波実験植物園のHPはこちら: http://www.tbg.kahaku.go.jp/index.php

予告:英国のチチタケ類

予告:11月入荷予定
British_Milkcaps.jpg
Kibby, Geoffrey (2014)
「British Milkcaps: Lactarius & Lactifluus*」
(英国のチチタケ類: チチタケ属とラクティフルース属)
著者Geoffrey Kibby氏の自費出版

*ベニタケ科は、ベニタケ属とチチタケ属の2属であったが、 2008年のBuyckらの論文は,さらにMultifurca属とLactifluus.の2属の追加を提唱した。本書は、このBuyckらの新しい分類法を採用する。
予価8%税込概算5千円+アルファ、送料360円、11月入荷予定
英語、120ページ、顕微鏡図、原色写真多数、ペーパーバック
英国には、この2属合計で70種以上が分布する。本書は、原色生態写真、鮮明な胞子写真、実用的な検索表を使って英国産の全種の同定を簡単にできるようにした。さらに、掲載種の分布、生態、分類の変更などについて、最新の情報を提供する。

Buyck B., Hofstetter V., Eberhardt U., Verbeken A. & Kauff F. (2008). Walking the thin line between Russula and Lactarius: the dilemma of Russula sect. Ochricompactae. Fungal Diversity 28: 15–40.

Geoffrey Kibby氏の他の著書
(2012)「The Genus Tricholoma in Britain」(英国のキシメジ属)
(2012)「The Genus Russula in Great Britain, with Synoptic Keys to Species」
     (英国のベニタケ属、種への検索表付)
(2012)「The Genus Amanita in Great Britain」(英国のテングタケ属)
(2011)「British Boletes: With Keys to Species」(英国のイグチ類、種への検索表付)
(2011)「The Genus Agaricus in Great Britain」(英国のハラタケ属)

Die Myxomyceten

 いずれの巻も拡大写真の解像力がすばらしい。
 この超高解像度の写真は、佐野たち変形菌好きの間では、ライカのカメラにツアイスのマクロレンズをつけて撮ったに違いないとうわさしあっていた。撮影者がライカやツアイスを生んだドイツの人であること、日本製のカメラとレンズではこれほどの解像度の写真は難しいだろうという勝手な推測からであった。
 著者たちが来日した時、歓迎の一席を設け聞いたところ、これらの写真は日本のミノルタの一眼レフにやはりミノルタの広角レンズをリバース(逆向き)に取り付けて撮影したという返事であった。一同意外に思うと共に、日本のカメラとレンズの優秀さを再認識させられた。

変形菌に興味を持つ方には必携の一冊。著者たちよる自費出版のため入手は簡単ではない。
Die_Myxomyceten_3.jpg
Neubert, Hermann, Wolfgang Nowotny & Karlheinz Baumann (2001)
Die Myxomyceten Deutschlands und des angrenzenden Alpenraumes Band 3
(ドイツとアルプス周辺地域の変形菌図鑑第3巻ムラサキホコリ目)

Verlag Karlheinz Baumann, Germany
8%税込価格 19,770円(本体18,306円+税)、送料:510円、納期1週間(在庫2冊
ドイツ語。17x25cm。391ページ。ハードバック。原色写真、顕微鏡図、走査電顕写真など多数。
ムラサキホコリ目210種・変種を詳細記載する。本シリーズはこの第3巻にて完結した

 微細な変形菌の原色拡大写真の解像力は、日本で撮られた写真しか知らない我々にとって驚きに値する。コマトリカやランプロデルマの青みを帯びた金属光沢に光るペリディウムが見事に原色写真で捉えられている。これらのすばらしい写真だけでもこの図鑑を入手する価値がある。
 変形菌に興味を持つ方には必携の一冊。だが、著者たちよる自費出版のため入手は容易でない。

Die_Myxomyceten_2.jpg
Neubert, Hermann, Wolfgang Nowotny & Karlheinz Baumann (1995)
Die Myxomyceten Deutschlands und des angrenzenden Alpenraumes Band 2
(ドイツとアルプス周辺地域の変形菌図鑑第2巻フィサルム目)

Verlag Karlheinz Baumann, Germany
8%税込価格 19,770円(本体18,306円+税)、送料:510円、納期1週間(在庫3冊
ドイツ語。17x25cm。368ページ。原色写真、顕微鏡図、走査電顕写真など多数。

Die_Myxomyceten_1.jpg
Neubert, Hermann, Wolfgang Nowotny & Karlheinz Baumann (1993)
Die Myxomyceten Deutschlands und des angrenzenden Alpenraumes Band 1
(ドイツとアルプス周辺地域の変形菌図鑑第1巻ケラチオミクサ目他)

Verlag Karlheinz Baumann, Germany
8%税込価格 19,770円(本体18,306円+税)、送料:510円、納期1週間(在庫3冊
ドイツ語。17x25cm。344ページ。ハードバック。原色写真、顕微鏡図、走査電顕写真など多数。

もう1点のおすすめ変形菌文献:
Poulain, Michel, Marianne Meyer & Jean Bozonnet (2011) 「Les Myxomycetes」(変形菌)

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

ミュンヘン・バッハ管弦楽団

台風19号の被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
佐野の高砂の家は、中心が通った淡路島からそう遠くありませんが、雨や風が強くなった程度で、被害はありませんでした。
ミュンヘンバッハ管弦楽団1410
一昨日の10月12日(日)、佐野は、大阪のシンフォニーホールで開かれたミュンヘン・バッハ管弦楽団の演奏会に行きました。ミュンヘン・バッハ管弦楽団は、バッハの指揮や演奏で知られるドイツのカール・リヒター(1926-1981)が作った室内楽団だ。
今回の演奏曲目は、ブランデンブルグ協奏曲全曲。ピリオド楽器と呼ばれるバッハ当時の楽器(複製もある)が使われ、ヴァイオリンは、ヴァイオリーノ・ピッコロと呼ばれる小いさなヴァイオリンが、またテオルボと呼ばれる弦をはじくギター型の楽器が使われたのが印象に残った。
演奏は大変楽しく、第4番のリコーダーの掛け合いや、第5番のフルートの独奏などは、演奏者の気合も十分で素晴らしかった。しかし、聴衆の中に一人、演奏が終わるか終らぬかの微妙なタイミングで拍手を早々と始める輩がいて、余韻に浸りたい佐野にとって興ざめであった。
CDより、ハイレゾより、生演奏に勝るものはない!録音や再生にどんなに高価な装置を使っても、しょせん機械を通した音だ。
しかし、残念だが、亡くなった方の名演は機械で再生して聞くしかない。たとえ機械を通した音であっても、生ではもう聞くことのできない名演が、簡単に聞くことができるのは、CDやハイレゾのおかげだ。

カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団(佐野コレクションから)
リヒターブランデンブルグ協奏曲  リヒター管弦楽組曲
ブランデンブルグ協奏曲全曲      管弦楽組曲全曲

熱帯アフリカ西部の腹菌類

“出版元絶版、佐野書店も在庫限り”
Gaeteromycetes_of_West_Tropical_Africa.jpg
Dring, D.M. (1964)
Gasteromycetes of West Tropical Africa
(熱帯アフリカ西部の腹菌類)

Mycological Papers No. 98.  CABI Publishing
価格 本体2,810円+税 (8%税込3,030円)、送料164円(メール便)、 納期 1週間以内 (在庫3冊
(腹菌類に興味のある方には必携)
英語。14.5x24.5cm。ペーパーバック。60ページ。線画13。
本書は熱帯アフリカのなかでも西部地域で採集された腹菌類22属48種を詳細に解説する。そのうち次の4種は新種として記載された。解説種48に対し図は13で残りは文字だけによる解説だが、解説内容は充実している。なお、48種には地下性のものは少なく多くは地上性の腹菌類である。

ニュージーランドの菌類概説

ニュージーランドの菌類を知るためには必携
The_Fungi_of_New_Zealand_1.jpg
McKenzie, Eric H.C. (Edit.) (2004)
Introduction to Fungi of New Zealnd. The Fungi of New Zealand Vol. 1 
(ニュージーランドの菌類第1巻 ニュージーランドの菌類概説) 
 
Fungal Biodivfersity Resarch Series 14、Fungal Diversity Press
輸送途中に水濡れにあったもの1冊8%税込特価7,260円、、送料510円、、納期1週間
紙、水濡れによる膨れあり。特価7,260円は正価の約半額。
本書も含め、Fungal Diversity Pressの出版物の新規入荷は当分ありません。

英語。18.0x26.3cm。20+498ページ+原色図版16ページ。ハードバック。
 ニュージーランドの菌類を概観する基本書。次の説明する7つの章からなる。第1章The Fungi of New Zealand–Introduction: 概論。ニュージーランド産菌類既知種は約7千4百種だそうだ。第2章 The History of Taxonomic Mycology in New Zealand:ロス船長の南極探検(1839-43)に始まるニュージーランドの菌類調査・研究の歴史を概説する。第3章 Maori Knowledge of Fungi: 原住民マオリ族の菌類の利用について詳述する。第4章 Keys to Genera of Agarics, Boletes, and Related Fungi in New Zealand: Egon Horak先生作成のニュージーランド産大型菌類の属までの検索表。第5章Bibliographic Checklist of Agarics, Boletes, and Related Fungi Recorded from New Zealand: 200ページにわたるニュージーラン産大型菌類の目録。第6章 Bibliography of New Zealand Taxonomic Mycology: 文献目録。第7章 Checklist of New Zealand “Fungi” : 変形菌や卵菌類なども含む広義のニュージーランド産のすべての菌類のリスト。
 原色図版には珍しい地下性菌の写真も載る。子のう菌の地下性菌ではTuber属1種のほか、Paurocotylis属、Labyrinthpmyces属、Dinglea属の珍菌の写真が載る。担子菌の地下性菌では、まだ柄が残るCortinarius (Thaxterogaster)属2種、Notholepiota属、Macowanites属、 Weraroa 属や、柄がなくなったGallacea属、Phallobata属, Hysterangium 属, Stephanospora属, Claustula属, Gymnomyces属などの珍菌の写真が載る。

Fungal Diversity Research Series 既刊

中国真菌志第23巻ニセショウロ目他

“売れました” 
中国真菌志第23巻、Liu Bo et al. (2005)
「Sclerodermatales, Tulostomatales, Phallales」
(ニセショウロ目、ケシボウズタケ目、スッポンタケ目)

参考価格6,130円+税(8%税込み 6,620円)、売れました
中国語。19.3x26.7cm。前文22+本文222+SEM写真10+外形原色写真2の各ページ、合計256ページ。本文中に線画多数(ただし、地下生菌は胞子図のみ)。
中国に分布する腹菌類3目、13科、34属、132種・変種を白黒外形図(ただし、地下生菌は外形図なし)、顕微鏡図、検索表などを付け詳細に解説する。地下生菌に入るHysterangium、Protubera、Kobayasia(シラタマタケ属)などや、地下生菌化する途中のきのこのMacowanitesなどが載っており、地下生菌に興味がある方は必携。Tulostoma(ケシボウズタケ属)は18種・変種が解説されている。印刷部数はわずか800冊。

Foliicolous Lichenized Fungi

筑波実験植物園の2014年きのこ展のテーマは“地衣類”です。
“植物部門最優秀モノグラフに与えられるジュネーブ自然科学・自然史学会Augustin-Pyramus de Candolle賞を受賞した力作!”
Foliicolous_Lichenized_Fungi1.jpg Foliicolous_Lichenized_Fungi2.jpg
Luckinng, Robert (2008)
「Foliicolous Lichenized Fungi」
(葉状地衣化菌類)
Flora Neotropica Monograph 103

The New York Botanical Garden Press
8%税込価格20,810円、送料510円(ゆうメール)、納期1週間(在庫1冊
(2014年10月12日現在Amazon.jpの本書の価格は8%税込85,428円+送料です)
英語。18.4x26.2cm。866ページ。本文中に白黒写真・線画多数。ハードカバー。
葉上生地衣化菌類は全世界では800種を越える種が知られている。本書はそのうち北米・中米・南米にまたがる新熱帯区に分布するすべて、8目23科74属にわたる616種・15亜種を目と科への検索表、属への検索表、および種への検索表を付し、詳細に解説する。
本書により1新科、4新属、60新種が記載された
本書は、植物部門最優秀モノグラフに与えられるジュネーブ自然科学・自然史学会Augustin-Pyramus de Candolle賞を受賞した。

石狩砂丘と砂浜のきのこ

石狩砂丘と砂浜のきのこ
本書は部数限定の自費出版物です。
竹橋誠司・星野保・糟谷大河(2012)
「石狩砂丘と砂浜のきのこ」

NPO法人北方菌類フォーラム
8%税込価格5,660円(本体5241円+税)、送料164円(メール便)、納期1週間(在庫3冊
(18.4x25.7cm、14+216ページ、原色写真・図、顕微鏡図多数、ソフトカバー
北海道石狩砂丘に分布するきのこ(主にハラタケ類)を多くの生態写真・標本写真・顕微鏡図・顕微鏡写真をつけ詳細に記載・解説する。随所にあるコラム・エピソード・資料も読んで楽しく、また参考になる。
掲載種全てに生態写真・顕微鏡図を備え、記載文も詳しい理想のきのこ図鑑。全国規模のこんなきのこ図鑑が欲しい!

Philatelic Mycology(切手による菌類学)

CBS_Biodiversity_Series_14.jpg
Marasas, Walter F.O., Hendrieka M. Marasas, Michael J. Wingfield & Pedro W. Crous (2014)
「Philatelic Mycology: Families of Fungi」 (切手による菌類学:切手に描かれた菌類たち)
CBS Biodiversity Series 14

価格 本体7,149円+税、送料360円(レターパック)、納期1週間(在庫)
英語、21.6x33.0cm、4+107ページ、きのこ切手はすべてカラー図版、ハードカバー
世界109か国のきのこ切手1千枚を、系統分類に従って科・属・種と配列した切手によるきのこ図鑑。64科150属430種を載せる。少数だが植物病原菌切手もある。採用された系統分類は、Order(目)はHibbett et al.(2007)*、Family(科)はCannon & Kirk(2007)*、Genera(属)はKirk et al. (2008)*。
目・科・属の簡単な解説があり、それぞれの切手には、発行国・年、額面額が書かれる。すべてではないが、学名の由来・きのこの簡単な解説も書かれる。
Lentinula edodes(シイタケ)には、日本では唯一のきのこ切手が使われているかと期待したが、残念!中国・ケニア・北朝鮮・韓国の4か国のシイタケ切手が使われており、日本のシイタケ切手は使われてなかった。
 Hibbett et al.(2007): A higher-level phylogenetic classification of the Fungi.
                                      Mycological Research 111:509-547  
 Cannon & Kirk(2007): 「Fungal Families of the World」 CAB International
 Kirk et al. (2008): 「Dictionary of the Fungi. 10th Edition」 CAB International

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